ミームコイン4銘柄の現物取引が開始
海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)で、ミームコインであるムバラク:Mubarak(MUBARAK)、CZ’Sドッグ:CZ’S Dog(BROCCOLI714)、チュートリアル:Tutorial(TUT)、バナナフォースケール:Banana For Scale(BANANAS31)の4銘柄の現物取引が開始された。バイナンスが3月27日に発表した。
これらの銘柄は、日本時間3月27日6:00(UTC 21:00)より取り扱いが開始されており、出金は翌28日6:00(UTC 21:00)より可能となる予定だ。
取り扱いペアはMUBARAK/USDT、MUBARAK/USDC、BROCCOLI714/USDT、BROCCOLI714/USDC、TUT/USDT、TUT/USDC、BANANAS31/USDT、BANANAS31/USDCとなっている。
今回の取扱銘柄は、バイナンスが実施した第1弾コミュニティ投票「ボートトゥリスト(Vote to List)」の結果および精査(デューデリジェンス)に基づいて決定された。
具体的にはコミュニティ投票の結果に加え、各トークンの過去の実績、バイナンスフューチャーズ(Binance Futures)およびバイナンスアルファ(Binance Alpha)で確認された取引需要、ファンダメンタル分析、コンプライアンス審査、リスク評価といった複数の観点から、4銘柄が選定されたという。
なおバイナンスフューチャーズとは、バイナンスが提供する先物取引サービスのこと。バイナンスアルファは、将来的に上場の可能性があるトークンを選定・観察するプレリスティングプールとしての役割を持つプラットフォームである。
また選出された4銘柄には、シードタグ(Seed Tag)が適用されている。
シードタグは、一般的に他の上場トークンと比べて価格変動(ボラティリティ)やリスクが高い可能性のあるトークンに付与されるラベルだ。シードタグが適用されたトークンを取引するには、バイナンスのスポットまたはマージンプラットフォームにて90日ごとに実施されるクイズに合格し、利用規約に同意する必要がある。
なお今回上場されなかった「Vote to List」での投票対象候補のその他トークンについても、今後のパフォーマンスや継続的な審査を経て、将来上場が検討される可能性があるという。
Vote to Listとは
「Vote to List」は、バイナンスが今月8日に導入を発表した、ユーザーが上場を希望するプロジェクトに投票できる制度である。ユーザーは一定のBNB(0.01 BNB以上)を保有していれば、投票に参加できる。投票で多くの支持を集め、またバイナンスの審査を通過したプロジェクトは、同取引所に上場される。
投票の対象となるのは、バイナンスが市場やプレリスティング枠のアルファオブザベーションゾーン(Alpha Observation Zone)から選定したプロジェクトとされている。
今回実施された第1弾「Vote to List」では、上場が決定した4銘柄のほかに、クリエイタービッド(CreatorBid:BID)、ブロッコリー(Broccoli:BROCCOLI)、コマイヌ(Koma Inu:KOMA)、サイレン(Siren:SIREN)、ワイ(Why:WHY)といったプロジェクトも投票対象に含まれていた。
Binance has announced the first batch of Vote to List results and will be listing Mubarak (MUBARAK), CZ’s Dog (BROCCOLI714), Tutorial (TUT), and Banana For Scale (BANANAS31) with Seed Tags applied.
— Binance (@binance) March 27, 2025
More informationhttps://t.co/mmLtonzuEC pic.twitter.com/4xv6o6XHGn
参考:バイナンス
画像:PIXTA