SBI VCトレード、米ドルステーブルコイン「USDC」の一般向け取扱開始

SBI VCトレードがUSDCの一般向け取扱開始

国内暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードが、米ドル建てステーブルコイン「USDC」の一般向けの取扱いを3月26日開始した。

これにより同取引所は、国内で唯一かつ初の一般ユーザー向けの「USDC」取引サービスを提供することとなった。

SBI VCトレードでの「USDC」の対応チェーンは、当初はイーサリアム(Ethereum)チェーンのみとなる。また「USDC」対応サービスは販売所での売買、入出庫だ。取引所での取り扱いはなく、販売所のみで取り扱われるが、スプレッドは0.3%(45銭程度)となっている。

また売買における取扱単位は0.01USDCで、最小発注数量は1USDC。最大発注量は100万円相当額。呼値の単位は0.001USDCとのこと。

また入出庫の対応時間は24時間365日。共に手数料は無料で最高数量は100万円相当額。ただし「100万円超/回の場合、入庫反映までにお時間を頂戴します」と記載がある。そのため反映までにタイムラグはあるようだが、入庫の場合の金額制限はないようだ。

出庫については最小額が0.000001USDC/1回となっている。

今回のUSDC取扱開始で、SBI VCトレードの取り扱い暗号資産およびステーブルコインは合計39銘柄となった。

現在SBI VCトレードではUSDCの他、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、チェーンリンク(LINK)、ポルカドット(DOT)、カルダノ(ADA)、ドージコイン(DOGE)、ステラルーメン(XLM)、テゾス(XTZ)、ソラナ(SOL)、ポリゴン(MATIC)、アバランチ(AVAX)、フレア(FLR)、オアシス(OAS)、エックスディーシー(XDC)、シバイヌ(SHIB)、ダイ(DAI)、コスモス(ATOM)、アプトス(APT)、ヘデラ(HBAR)、ジパングコイン(ZPG)、ニアー(NEAR)、ニッポンアイドルトークン(NIDT)、アルゴランド(ALGO)、エイプコイン(APE)、アクシーインフィニティ(AXS)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、チリーズ(CHZ)、エンジンコイン(ENJ)、イーサリアムクラシック(ETC)、エフシーアールコイン(FCR)、メイカー(MKR)、モナ(MONA)、オーエムジー(OMG)、サンドボックス(SAND)、トロン(TRX)が取り扱われている。 

SBI VCトレード3月4日、「電子決済手段等取引業者」の登録を完了したことを発表。同取引所は国内でステーブルコインを取り扱う企業として初のライセンスを取得した。

日本においては2023年6月1日施行の改正資金決済法にて、一定のステーブルコインは電子決済手段として位置づけられ、発行・流通が可能となっている。そのため国内におけるステーブルコインの取り扱いは、資金決済法に基づき「電子決済手段等取引業」の登録を取得することが条件となる。

 

参考:SBI VCトレード
画像:iStocks/metamorworks

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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