エス・サイエンスが暗号資産投資事業に参入へ、株価はストップ高に

エス・サイエンスがビットコインに投資へ

東証スタンダード上場企業で金属・教育・不動産事業を展開するエス・サイエンスが、新たな事業として暗号資産(仮想通貨)投資事業を開始することを3月17日に発表した。

発表によると同事業は7月より開始する予定。同事業では、まずは財務戦略としてのビットコインの取得・運用を進め、その後、市場環境や規制動向を見極めながら、暗号資産関連の新規事業の展開を検討するとのこと。

また同事業開始にあたり、同社はクリプトアセット事業部を新設するという。暗号資産に関する専門知識を有する外部アドバイザーの協力を得ながら、同事業部が暗号資産への投資事業を運営していくとのこと。

現段階では、投資額やアドバイザーについての詳細は不明だ。

エス・サイエンスは暗号資産投資事業について「事業成長に伴う資産運用の一環として、円建て資産のみならず、インフレヘッジ及び価値保存資産としてのビットコインを一部組み入れることで、財務健全性の向上を図る」と説明している。

なお発表後の翌営業日18日、エス・サイエンスの株価は9:51に前営業日比30円高の60円で買われ、ストップ高となった。

参考:プレスリリースヤフーファイナンス
画像:Reuters

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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