メタプラネットが約20億円のビットコイン追加購入、合計保有数2,391BTCに

メタプラネットのビットコイン保有数が2,391BTCに

ビットコイン(BTC)の購入を積極的に進めている東証スタンダード上場企業メタプラネットが、新たにビットコインの追加購入を実施したことを3月3日に発表した。

今回メタプラネットが追加購入したのは20億2,100万円相当のビットコイン。購入枚数は156BTCで、1BTCあたりの平均購入価格は1,295万2,147円とのこと。

これにより同社のビットコイン総保有数は、2,391BTCとなった。なおこの総数の購入価格は298億2,800万円で、1BTCあたりの平均購入価格は1,247万5,149円となっている。

なお記事執筆時点でビットコインの価格は、1,394万4,884円だ(3/3 13:11 コインマーケットキャップ調べ)。

今回の発表でメタプラネットは、同社の連結会計年度第1四半期である2025年1月1日から2025年3月3日までの「BTCイールド」が31.8%になったことを報告している。

「BTCイールド」は、同社のビットコイン保有総額と完全希薄化発行済普通株式数の比率が比較対象期からどのように増減したかを変化率で表すKPI(重要業績評価指標)である。同社の昨年7月1日から9月30日までの「BTCイールド」は41.7%で、10月1日から12月23日までの「BTCイールド」が309.82%だった。

またメタプラネットは新たなKPIとして「BTCゲイン」と「BTC円ゲイン」を2月26日から採用している。

「BTCゲイン」は、一定期間における、期間当初にメタプラネットが保有していたビットコインの総保有有高に当該期間の「BTCイールド」を乗じて表すKPI。この指標は、新株が発行されなかったと仮定した場合のビットコイン総保有高の増加を表すという。これによりメタプラネットの財務戦略のみによってもたらされたビットコインの純増分を数値化しているとのこと。

また「BTC円ゲイン」は、「BTCゲイン」の円換算額を表すKPI。「BTCゲイン」に、該当期間の最終日のビットコインの市場価格を乗じて算出される。これにより、株主及び投資家は現地通貨建ての財務上の影響をより明確に把握できるとのことだ。

今回発表された1月1日から3月3日までの「BTCゲイン」は560.07で、同期間の「BTC円ゲイン」は7,191円となっている。

同社は1月28日に、2025年末までに1万BTC、2026年末までに2万1,000BTCを蓄積する戦略を企図するビットコイン計画を発表していた。また同社はビットコイン集積にあたり、新株予約権により2,100万株の新規株式を発行し、アジアでも最大規模となる約1,166億5,000万円のビットコイン購入にむけて資金調達を行うとも伝えている。 

参考:メタプラネット
画像:iStocks/Nature

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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