メルカリが韓国大手芸能「YG」子会社と提携、NFTやデジタルコンテンツ普及で

メルカリと「YG」子会社がNFT普及で提携

フリマアプリ「メルカリ」運営のメルカリ社が、韓国の大手芸能事務所「YG Entertainment」の子会社である「YG PLUS」と、NFTやデジタルコンテンツの普及促進に向けた共同推進に関する基本合意締結を2月21日発表した。

「メルカリ」では今年1月より、同サービス内でNFTの取引ができるNFTマーケットプレイス「メルカリNFT」を提供開始し、デジタルマーケットプレイスへの事業拡大を進めている。

また「YG PLUS」は、「BLACKPINK」や「TREASURE」など世界で活躍するアーティストが多数所属するYG Entertainmentの子会社でIP事業を専門とし、世界中のファンに向けてさまざまなコンテンツの制作・発信を行ってきたという。

メルカリ社と「YG PLUS」の両社は、「メルカリNFT」を含む「メルカリ」のマーケットプレイスを通じて、アーティスト関連のNFTやデジタルコンテンツの供給を促進し、新たなエコシステム構築へ向けて連携し、推進していくとのことだ。

なお「YG Entertainment」は2022年2月に、YGのIPを活用したNFTやゲームを展開するため、海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)と提携していた。

メルカリが提供する「メルカリNFT」では、海外大手NFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」で扱う人気NFTの購入・出品・保有が可能である。

同サービスでは、「メルカリ」の売上金を使ってNFTの購入ができ、購入したNFTは「メルカリNFT」で出品が可能とのこと。ただし「メルカリNFT」以外で購入したNFTは出品不可能とのこと。

なお「メルカリNFT」の利用規約によると、同サービスでユーザーが購入したNFTはメルカリ社のウォレットで管理され、購入者はメルカリ社管理のウォレットを通じてNFTを保有することになるという。そのためユーザーは原則として当該NFTに紐づく付随的・派生的な権益の付与又は移転を受けられず、当該NFTを自己又は第三者のウォレットに移転はできないとのことだ。

参考:メルカリ
画像:iStocks/Lidiia-Moor

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【3/28話題】イーサリアムPectraのメインネット実装が仮決定、ゲームストップ株急落、Seiが23andMe買収検討など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

バイナンスが「Vote to List」の第1弾選出、「MUBARAK」・「BROCCOLI714」・「TUT」・「BANANAS31」を取扱

海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)で、ミームコインであるムバラク:Mubarak(MUBARAK)、CZ'Sドッグ:CZ'S Dog(BROCCOLI714)、チュートリアル:Tutorial(TUT)、バナナフォースケール:Banana For Scale(BANANAS31)の4銘柄の現物取引が開始された。バイナンスが3月27日に発表した