暗号資産決済スラッシュ、米サークルの「Circle Alliance Program」参画

スラッシュが「Circle Alliance Program」参画

Slash Vision Labs(スラッシュビジョンラボ)が、米Circle(サークル)による「Circle Alliance Program(サークルアライアンスプログラム)」に参画したことを2月17に発表した。

同プログラムへの参画は、Circle発行の米ドル建てステーブルコイン「USDC」の日本市場における普及促進を目的としたものだという。

「Circle Alliance Program」は、ステーブルコインのイノベーションのためのグローバルネットワークだ。アライアンスプログラムのメンバーは、世界中の何十億もの人々のために金融包摂を革新し、拡大するために協力する組織のグローバル エコシステムを代表しているという。

スラッシュは、「今回の参画により、Circle社やその他のグローバルパートナーとの連携を一層強化し、USDC決済の普及促進を図るとともに、日本市場におけるオンチェーン経済圏の創出にも貢献してまいります」と述べている。

スラッシュは、これまでアジア市場における暗号資産(仮想通貨)決済の普及を目的に、暗号資産決済サービス「Slash Payment(スラッシュペイメント)」を通じて10種類のブロックチェーン上での「USDC」決済および売上受取機能を提供している。

また同社は、「USDC」を担保とした国際ブランドカード「SlashCard(スラッシュカード)」を今年6月末までに提供予定であり、同カード提供により日常的な決済にUSDCを活用する新たな機会を創出することを目指している。

このような取り組みを通じてスラッシュは、日本市場におけるCircleエコシステムの発展を推進し、さらに多くのユーザーがUSDC決済を利用できる環境を整備していくと伝えている。

SlashCardについて

「SlashCard」は、米国の法定通貨である米ドル(USD)に価値を連動させたステーブルコイン「USDC」を担保として活用するBNPL(Buy Now Pay Later/後払い決済)サービス。日本の規制環境に対応し、日本居住者向けに提供されるのは国内では初となる予定。

同サービスではオンラインショップや実店舗にて利用が可能。日経新聞の報道によるとVisaの全加盟店で使えるとのこと。ユーザーが保有するメタマスク(Metamask)やファントム(Phantom)などのアンホステッドウォレット内のUSDCと同額相当の与信枠が付与される。カード決済後に使用した額がウォレットから自動で引き落とされる仕組みとなっている。店舗側にはクレカ決済同様、カード会社から現金が振り込まれるようだ。

参考:スラッシュ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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