米SEC、Bitwise・Canary・VanEck・21Sharesの「ソラナ(SOL)現物ETF」の上場申請を正式受理

SECがSOL ETFの上場申請を正式受理

米証券取引委員会(SEC)が、ビットワイズ(Bitwise)、カナリー(Canary)、ヴァンエック(VanEck)、21シェアーズ(21Shares)の4社が提出した「ソラナ(SOL)現物ETF(上場投資信託)」の上場および取引に関する提案書を正式に受理した。SECが2月11日に公表している。

これらの提案書は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて、1934年米国証券取引所法に基づく「19b-4申請書(FORM 19b-4)」として、今年1月28日付でSECに提出されていた。SECの正式受理により、今後の審査を経て提案の承認または却下が決定される。

なお各ETFの名称は、ビットワイズ:「Bitwise Solana ETF」、カナリー:「Canary Solana Trust」、ヴァンエック:「VanEck Solana Trust」、21シェアーズ:「21Shares Core Solana ETF」となっている。これらのETFが発行する持分が、SECの承認を経て証券取引所に上場されると、ETFとして取引されることになる。

またSECは今回、これら提案書を公表するとともに、同書類に関する一般からのコメント(パブリックコメント)募集を開始した。

なお各社の申請書では、SOLの信託受託者としてデラウェア州拠点のサービスプロバイダーであるCSC(Corporation Service Company)の子会社デラウェアトラストカンパニー(Delaware Trust Company)が指定されている。

またビットワイズ、カナリー、ヴァンエックの各ETFにおけるカストディアン(保管機関)は現時点で未定とされているが、21シェアーズについては、コインベースカストディ(Coinbase Custody)がカストディを担当する予定と記載されている。なお、同信託の管理者および名義書換代理人については、各社とも担当機関が明記されていない。

また米資産運用会社フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、今年2月12日付で米デラウェア州において「Franklin Solana Trust」の登録を完了させている。同社は今後、SECに対して「ソラナ現物ETF」に関する「19b-4申請書」を提出する見込みだ。

参考:ビットワイズカナリーヴァンエック21シェアーズ
画像:Reuters

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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