テスラ、デジタル資産の保有収益で6億ドル計上

保有資産の評価額を上方修正

イーロン・マスク(Elon Mask)氏がCEOを務める電気自動車メーカー「テスラ(Tesla)」は、2024年第4四半期の収益報告を1月30日に公開。保有資産の評価額を上方修正した。

報告によるとテスラは、2024年末時点で9,720BTCを保有しており、その価値は10億7,600万ドル(約1,664億円)と評価されている。

この変更に伴い、テスラはデジタル資産の保有による米国会計基準(GAAP)収益の増加分として6億ドル(約928億円)を計上した。なお、テスラの第4四半期のGAAP収益は全体で23億ドルだ。

なおテスラのビットコイン保有量は2023年第4四半期の決算報告書以降、変化は見られない。

テスラは2021年2月に15.5億ドル(当時で約1,636億円)のビットコインを取得。そして同年4月には10%のビットコインを現金に転換した。

その後テスラは、2022年第2四半期のうちに保有するビットコインの75%を現金(ドル)に転換している。この際にビットコインを売却した理由は、新型コロナウイルスによって中国拠点がシャットダウンしたことによる、現金の流動性低下を懸念したためだった。

なおビットコイントレジャリーズ(Bitcoin Treasuries)によると、テスラの2023年第4四半期時点でのビットコイン保有量は9,720BTCとなっている。

またテスラは、昨年10月に約2年ぶりに同社保有のビットコインを新たなウォレットに移動させた。

これらのビットコインはそれぞれ1,100BTC~2,200BTCに分けられ、テスラが管理していると思われる7つの新しいウォレットに送られた。

参考:収益報告書
画像:iStocks/MikeMareen

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あたらしい経済 編集部

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