Rippleがニューヨーク州とテキサス州で送金業者ライセンス取得
米リップル(Ripple)社が、米国のニューヨーク州とテキサス州で送金業者ライセンス「マネートランスミッターライセンス(MTL)」を取得したと1月27日発表した。
今回取得した「MTL」により、「リップルペイメント(Ripple Payments)」の顧客は、米国内でライセンス版のクロスボーダー送金ソリューションを利用可能になるとのこと。このソリューションはブロックチェーンを活用した国際送金システムで、企業は効率的なクロスボーダー決済を実現可能だ。また顧客は、同ソリューションを通じて24時間365日、世界中で資金を移動し、わずか数分で決済を完了することができる。
昨年10月にはリップル社が、ラテンアメリカ最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所メルカド・ビットコイン(Mercado Bitcoin)と提携し、「リップルペイメント」がブラジルで展開されている。
なおニューヨーク州とテキサス州での「MTL」取得により、リップル社の米国内での「MTL」保有数は50を超えたとのこと。
発表によるとニューヨーク州とテキサス州は、銀行や暗号資産関連企業からリアルタイムな国際送金に対する高い需要がある地域と説明されている。また、これらの州は厳格な規制とライセンス要件を持ち、コンプライアンス基準や規制監督が非常に厳しい地域として知られているとのことだ。
参考:リップル
画像:iStock/TU-IS