BakktがシリーズBで3億ドルをBCGやMicrosoftなどから資金調達
BakktがシリーズBで3億ドルの資金調達を行ったことが明らかになった。このラウンドの投資家は、Intercontinental Exchange、MicrosoftのM12、PayU、BCG(Boston Consulting Group)、Goldfinch Partners、CMT Digital、Pantera Capitalなどとなっている。
Bakkt CEOのMike Blandina(マイク・ブランディナ)氏は「シリーズBの資金調達とBridge2 Solutionsの2月の買収完了により、Bakktは現在350人の従業員がいるチームになりました。そして現在Bakktは、上位10の金融機関のうち7つと、米国最大の2つを含む4,500を超えるロイヤリティやインセンティブプログラムの償還プログラムを推進しています」とコメントしている。
さらに同氏は「2020年夏にBakktアプリがリリースされると、1兆ドル近くのデジタル資産を市場に解放できる可能性があるので、とても興奮しております」とコメントしている。
そしてスターバックスとBakktアプリが統合されていることも明らかになった。Starbucksの広報担当者によると「同社とBakktの継続的な戦略的パートナーシップは、顧客が仮想通貨をドルに交換できる支払いオプションを顧客に提供するという長期計画によるものです。スターバックスは、消費者がスターバックスで使用するためにデジタル資産を米ドルに変換するための実用的で信頼できる規制されたアプリケーションの開発において、Bakktの戦略的立ち上げパートナーであり続けますし、私たちは、さまざまな仮想通貨が顧客の支持を獲得することを期待しており、Bakktとの連携を通じて、スターバックスで顧客に新しいユニークなシームレスな支払い方法を絶えず検討し、提供できる独自の立場になっていきたいです」とTheBlockにコメントしている。
編集部のコメント
Bridge2 Solutionsは、2006年に設立された企業です。母体は、ロンドン国際石油取引所となっています。Bridge2 Solutionsが提供しているプロダクトは、企業向けのロイヤリティプログラムがメインでLoyalty Pay、Rewads Suite、Pay with Points、Fraud Protection Suite、Program Managementの7つとなっています。業界に隔たりなく、世界中の企業へロイヤリティプログラムを提供してきました。Bakktはそのような企業の買収を完了させ、3億ドルの資金調達を完了させたということは、今後、大きな展開を起こすのは明らかではないでしょうか。
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
(images:dalebor)