【取材追記】ビットバンクにトロン(TRX)上場へ

ビットバンクがTRX取り扱いへ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンク(bitbank)が、暗号資産トロン(TRX)の取り扱い予定を1月24日発表した。同月27日より取り扱いを開始するとのこと。

国内暗号資産取引所においてTRXが上場するのは、7例目となる予定。現在国内ではビットトレード、BTCボックス、ビットポイント、DMM Bitcoin(営業停止中)、Zaif、バイナンスジャパン、OKJにてTRXは取り扱われている。

ビットバンクでのTRXの対応サービスは、取引所(板取引)・販売所・レンディングサービス「暗号資産を貸して増やす」、そして入出金。信用取引は対象外となるようだ。なお対応チェーンについてはTron(トロン)とのこと。

現物取引所では、TRX/JPYの取引ペアが取り扱われる。最小注文数量/取引単位は0.0001TRX。指値の場合の最大注文数量は22,000,000TRXで、成行は20,000TRXとなっている。

販売所においては、同じくTRX/JPYの取引ペアが取り扱われる。最小注文数量/取引単位は0.000001TRX、最大注文数量/取引単位は80,000TRXとのことだ。

またレンディングサービスの新規募集開始はTRXの取扱開始日と同日の14:00を予定しているという。なおビットバンクの「暗号資産を貸して増やす」では、ビットバンクとユーザーが暗号資産の消費貸借契約を締結し、ユーザーが最大年率5%の暗号資産を1年後に受け取れるサービスだ。ちなみに年率は、募集月ごとに0.1%から5.0%までの範囲でビットバンクが決定するという。

ビットバンクがTROYを予定通り取り扱い開始すれは、同取引所の対応暗号資産は合計41銘柄となる予定だ。

現在ビットバンクでは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、シンボル(XYM)、チェーンリンク(LINK)、メイカー(MKR)、ボバネットワーク(BOBA)、エンジンコイン(ENJ)、ポリゴン(MATIC)、ポルカドット(DOT)、ドージコイン(DOGE)、アスター(ASTR)、カルダノ(ADA)、アバランチ(AVAX)、フレア(FLR)、アクシーインフィニティ(AXS)、ザ・サンドボックス(SAND)、エイプコイン(APE)、ガラ(GALA)、チリーズ(CHZ)、オアシス(OAS)、ディセントラランド(MANA)、ザ・グラフ(GRT)、ビルドアンドビルド(BNB)、アービトラム(ARB)、オプティミズム(OP)、ダイ(DAI)、クレイトン(KLAY)、イミュータブルエックス(IMX)、マスクネットワーク(MASK)、ソラナ(SOL)、サイバー(CYBER)、レンダー(RENDER)の取引が行われている。 

TRXの選定理由について

「あたらしい経済」編集部が、ビットバンク事業開発部担当者へトロン(TRX)を取り扱った理由について取材したところ、以下の回答が得られた。

トロン(TRX)とは、エンターテイメント関連のサービスを提供する分散型プラットフォームです。TRXは、サービス利用時の決済や送金、ステーキングに使用できます。

トロンは2017年に開始され、アクティブアドレス数が多く、現在最も活発なブロックチェーンの1つです。bitbankでは、多くの方に取引機会を提供したいという思いで選定を行いました。

参考:ビットバンク
画像:iStocks/Ninja-Studio

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【3/26話題】リップル社がSECへの控訴を撤回、アニメ「七つの大罪」初のNFTがSoneiumでなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

バイナンス、社員のフロントランニング疑惑で内部調査。停職処分報告し、公式内部告発チャンネルで監視強化へ

暗号資産(仮想通貨)取引所大手バイナンス(Binance)のある社員がインサイダー情報を利用してフロントランニング取引を行ったとする告発を受け、同取引所の内部監査チームが、この件について調査を実施したことを3月23日に報告した

米シーボーBZX取引所、フィデリティの「ソラナ(SOL)現物ETF」をSECへ申請

米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)が、米大手資産運用会社フィデリティ(Fidelity)が運営する「フィデリティ・ソラナ・ファンド(Fidelity Solana Fund)」の上場および取引開始に向け、3月25日付で米証券取引委員会(SEC)に提案書を提出した。同ETFは、暗号資産ソラナ(SOL)の現物価格に基づく投資信託となる

CME、資産のトークン化テストにグーグルクラウドの分散型台帳「GCUL」採用

北米最大の金融・商品デリバティブ取引所であるCME(シカゴマーカンタイル取引所)を運営するCMEグループ(CME Group)が、グーグルクラウド(Google Cloud)の新しい分散型台帳である「グーグル・クラウド・ユニバーサル・レジャー(Google Cloud Universal Ledger:GCUL)」を使用したトークン化技術を導入すると3月25日発表した