Crypto[.]com、再び米国で機関投資家向けの暗号資産取引プラットフォームをリリース

Crypto.comが機関投資家向けプラットフォーム公開

海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)が、機関投資家グレードの暗号資産取引プラットフォーム「クリプトドットコムエクスチェンジ(Crypto.com Exchange)」を、米国市場向けに正式リリースしたと1月22発表した。

なおクリプトドットコムは、過去に米国ユーザーを対象とした機関投資家向けの暗号資産取引サービスを提供していたが、2023年6月に停止されている。クリプトドットコムはサービス停止の理由を、市場状況の変化により機関投資家の需要が限定的であったと説明していた。

今回リリースされた「クリプトドットコムエクスチェンジ」は、クリプトドットコムが既に提供している個人投資家向けのアプリ「クリプトドットコムアプリ(Crypto.com App)」を補完する形で提供されるとのこと。

そして同プラットフォームでは、1秒あたり最大6,400万件の取引処理能力や深い流動性、370ナノ秒の超低レイテンシ、24時間365日の稼働とゼロダウンタイムといった取引環境を特徴としているという。

また300種類以上の暗号資産と480取引ペアの用意、マーケットメーカーおよびVIPプログラムを通じた独占的な手数料割引、専門的な市場分析などが機関投資家向けに提供されるとのこと。

さらに、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の取引においては最小スプレッドを提供し、手数料が最大0%とのことだ。

なおプラットフォーム利用者は、米ドルを直接アカウントに入金可能で、米ドルと米ドルステーブルコイン「USDC」を1:1の比率で手数料なしで引き出すことが可能となっている。 そして「クリプトドットコムエクスチェンジ」のトレーディングインターフェースは、高速性と応答性に優れており、ユーザーがチャートやオーダーブックなどを自由にカスタマイズできるウィジェットベースのデザインになっているとのこと。

また、アクティブトレーダー向けには高度な注文タイプや、サブアカウント作成によるポートフォリオ管理。そしてパッシブトレーダー向けには、DCA(ドルコスト平均法)やGRID(グリッド)、TWAP(時間加重平均価格)取引といったトレーディングボット機能なども備わっているとのことだ。

参考:クリプトドットコム
画像:iStock/Lubo-Ivanko

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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