Crypto[.]com、MiCAライセンスの原則承認取得

Crypto.comがMiCAライセンスの原則承認取得

海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)が、EU(欧州連合)の「暗号資産(仮想通貨)市場規制法(MiCA)」ライセンスの原則承認IPA(in-principle approval)を取得したと1月17日発表した。

これによりクリプトドットコムは、IPAの後に「MiCA」ライセンスの最終承認を取得次第、EU全域で幅広い暗号資産サービスが提供可能になるとのこと。また発表によると同社は、「MiCA」ライセンスのIPAを取得した最初の主要なグローバル暗号資産サービスプロバイダー(VASP)だという。

なお「MiCA」は、昨年12月30日にEU全域で全面施行された暗号資産の規制枠組みである。ファンエンゲージメントプラットフォーム「ソシオスドットコム(Socios.com)」も、EU全域で「MiCA」に準拠した事業展開が可能となっている。今月6日に「ソシオスドットコム」を運営するチリーズ(Chiliz)が発表している。

また昨年12月30日には、暗号資産決済プロバイダー「ムーンペイ(MoonPay)」、デジタル資産管理会社「ビットステート(BitStaete)」、ビットコインおよびライトニングネットワークを活用したゲーミングプラットフォーム「ゼベディー(Zebedee)」、流動性プロバイダーおよびプライムブローカー「ヒドゥンロードパートナーズ(Hidden Road Partners)」の4社が、「MiCA」に準拠した事業展開が可能であることを発表されていた。

参考:クリプトドットコム
画像:iStock/b14ckminus

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【3/26話題】リップル社がSECへの控訴を撤回、アニメ「七つの大罪」初のNFTがSoneiumでなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

バイナンス、社員のフロントランニング疑惑で内部調査。停職処分報告し、公式内部告発チャンネルで監視強化へ

暗号資産(仮想通貨)取引所大手バイナンス(Binance)のある社員がインサイダー情報を利用してフロントランニング取引を行ったとする告発を受け、同取引所の内部監査チームが、この件について調査を実施したことを3月23日に報告した

米シーボーBZX取引所、フィデリティの「ソラナ(SOL)現物ETF」をSECへ申請

米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)が、米大手資産運用会社フィデリティ(Fidelity)が運営する「フィデリティ・ソラナ・ファンド(Fidelity Solana Fund)」の上場および取引開始に向け、3月25日付で米証券取引委員会(SEC)に提案書を提出した。同ETFは、暗号資産ソラナ(SOL)の現物価格に基づく投資信託となる

CME、資産のトークン化テストにグーグルクラウドの分散型台帳「GCUL」採用

北米最大の金融・商品デリバティブ取引所であるCME(シカゴマーカンタイル取引所)を運営するCMEグループ(CME Group)が、グーグルクラウド(Google Cloud)の新しい分散型台帳である「グーグル・クラウド・ユニバーサル・レジャー(Google Cloud Universal Ledger:GCUL)」を使用したトークン化技術を導入すると3月25日発表した