アプトスラボのモーシャイフがCEO退任で戦略アドバイザーに、後任はCTOのエイブリーチン

モー・シャイフ氏がAptos LabsのCEO退任発表

レイヤー1(L1)ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」を開発するアプトス・ラボ(Aptos Labs)共同創業兼CEOモー・シャイフ(Mo Shaikh)氏が、同社のCEOを退任すると自身のXアカウントで12月20日発表した。

シャイフ氏は、3年前にアプトス・ラボ共同創業兼CTOエイブリー・チン(Avery Ching)氏と共にアプトス・ラボを共同設立した。シャイフ氏の退任後は、チン氏が新たにアプトス・ラボのCEOに就任する予定だ。シャイフ氏は今後、アプトス・ラボの戦略アドバイザーとして引き続きプロジェクトを支援するとともに、金融システムの進化について新たな視点で深く考える時間を持つという。

また、シャイフ氏は「アプトス」エコシステムの成長についても触れ、マークル・トレード(Merkle Trade)やタラ・ラボ(Thala Labs)、アーベ(Aave)といった初期ビルダーの貢献を称賛している。同時に、ブラックロック(BlackRock)やマスターカード(Mastercard)、フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)、グーグル(Google)、マイクロソフト(Microsoft)などの大手企業との連携や、日本、韓国をはじめとする地域での成長も推進するとした。

さらに、アプトス・ラボはこれまでに4億ドル(約584億円)の資金調達を成功させており、ドラゴンフライ(Dragonfly)やアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)、コインベース(Coinbase)などの主要投資家の支援が、「アプトス」エコシステムの発展に貢献したと説明している。

チン氏はアプトス・ラボのCEO就任に際し、「2025年には新しいインフラプロジェクトを発表予定です。これにより、次世代の開発者やプロジェクトがさらに加速します。今から楽しみでなりません(一部抜粋)」とXにてコメントした。

アプトスは、「Move」言語を採用したレイヤー1ブロックチェーン。並列処理、パイプラインおよびモジュラー技術を用いて、安全かつ効率的なトランザクションの実行を可能としている。なお「Move」は、メタ(旧:フェイスブック)が2019年に「リブラ(Libra)」として発足したステーブルコインプロジェクト「ディエム(Diem)」のチームが開発したスマートコントラクト言語だ。

画像:iStock/4×6・alphaspirit

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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