コロプラのBrilliantcrypto、海外暗号資産取引所Nami Exchangeと提携、ベトナムでのトークン上場に向け

BrilliantcryptoがNami Exchangeと提携

日本発のブロックチェーンゲーム「Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)」開発元のBrilliantcrypto社が、海外暗号資産(仮想通貨)取引所Nami Exchange(ナミエクスチェンジ)と、ベトナムでのトークン上場に向け提携したことを12月20日に発表した。

今年9月、「Brilliantcrypto」発行の暗号資産「BRIL(ブリリアンクリプトトークン)」がスペイン語圏最大級のグローバル暗号資産取引所Bit2Me(ビットゥーミー)にて上場していた。

今回の動きは、「BRIL」の海外取引所への上場第2弾を目指したものだ。

発表によるとNami Exchangeは、ベトナムで160万人以上の登録者を有しており、「Brilliantcrypto」をプレイするユーザー数が世界で最も多い東南アジアのベトナムでのパートナー取引所として、今回選定をしたとのことだ。

「Brilliantcrypto」は、プレーヤーがゲーム内の鉱山をつるはしで掘ることで宝石や暗号資産を獲得できるゲーム。同ゲームにおいてつるはしや宝石はNFTとなっており、プレイヤーは「BRIL」を使うことでゲーム内で使う「つるはしNFT」の購入や強化、耐久力の回復などができる。

また同ゲーム内で使用できる「BRIL」は、国内6例目のIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)銘柄として、コインチェック運営のIEOプラットフォーム「Coincheck IEO」にて販売が行われた暗号資産だ。

Brilliantcrypto社は、大手ゲーム企業コロプラの100%子会社で、ブロックチェーン技術を活用したGameFi(ゲーム×金融)事業を行う企業。なお同子会社は、2022年11月の設立時に世界市場に向けた事業展開を行っていくと発表していた。

今年6月には、コロプラがユーロネクスト・グロース・パリ上場の仏クリプトブロックチェーンインダストリーズ(Crypto Blockchain Industries:CBI)との資本業務提携を実施。これに合わせ、Brilliantcrypto社は、「Brilliantcrypto」のPC版のフランス及び欧州地域・南米におけるパブリッシングに関してCBIと契約締結をしていた。

なおこの際にコロプラは、「Brilliantcrypto」の世界展開を行うこと、および中長期的なパートナーシップの構築を目的として、CBI社が保有する普通株式35,852,574株(本件自己株式処分後の発行済株式総数に対する所有割合12.5%)を自己株式処分により1,250万ユーロ(当時約21.1億円)にて取得すると発表していた。

その他にも同ゲームは、サッカークラブの一つであるパリ・サン=ジェルマンとグローバルパートナーシップ契約を昨年7月に締結している。

参考:Brilliantcrypto
画像:iStocks/digitalmazdoor-digitalmazdoor・Ninja-Studio

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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