メルカリ、イーサリアム保有で毎月ポイント取得可能に、メルコインはETHステーキング開始

メルカリでイーサリアム保有で毎月ポイント取得可能に

フリマアプリ「メルカリ」で対象の暗号資産(仮想通貨)を保有するだけでポイントが毎月自動でもらえる新機能が提供開始された。メルカリ」提供のメルカリ社の子会社で、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行うメルコインが12月18日発表した。

同新機能の対象暗号資産はイーサリアム(ETH)。サービス提供は段階的に行われるという。付与されるポイントについては、暗号資産の購入を含めたメルカリグループ内の各サービスで1ポイント=1円で利用が可能。利用期限は180日間とのことだ。

同新機能では、ユーザーが対象暗号資産を保有するだけで、前月1か月間における保有暗号資産の平均時価評価額およびメルコインが決定する年率をベースに算出されたメルカリポイントが毎月受け取とれるとのこと。なお同機能利用にあたりユーザーは新たな申し込みや設定は不要。イーサリアム取引自体に制限はなく、これまで通りの売買が可能であるとのこと。

なおメルコインは同新機能について「無償ポイント定期付与サービス」と伝えている。

付与されるメルカリポイントの算出は、対象期間中のユーザー全体の対象暗号資産の平均保有評価額に対象期間の日数とアプリの本サービスページで提示する年率を乗じて数値を算出し、その数値を365日で割ることで、対象期間中の総ポイント付与数を求めるという。そしてその後にこの総ポイント付与数を、ユーザーの対象暗号資産の保有割合に応じて付与するとのことだ。

なお12月18日時点では、ポイント付与の算出に使用される年率は3.0%で開始するという。2024年12月に保有していたイーサリアムに応じて、2025年1月に初回付与を実施するとのことだ。

メルコインは今回の新機能の他、自社にてイーサリアムのステーキングを18日より開始することも伝えている。

ステーキングとは、「バリデーター」と呼ばれるユーザーが、対象となる暗号資産を一定量保有(ロック)することで取引記録のブロック生成プロセスに参加し、報酬を得る行為のこと。

ステーキングは、コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用するブロックチェーンで実行可能である。コンセンサスアルゴリズムとは、暗号資産のブロックを追加する際の合意形成のアルゴリズムである。

今回の発表によれば、メルコインは2024年12月時点で同社の暗号資産口座数が300万口座を超えたと報告している。またそのうちの86%は暗号資産取引が初めてのユーザーであるとのことだ。

参考:メルコイン
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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