ステイクがUC Berkeley主催のブロックチェーンアクセラレーションプログラムに日本初の採択

ステイクがUC Berkeley主催のブロックチェーンアクセラレーションプログラムに日本初の採択

ステイクテクノロジーズ株式会社が、アメリカ⻄海岸(ベイエリア)のカルフォルニア⼤学バークレー校(UC Berkeley)が主催するブロックチェーンアクセラレーションプラグラムに⽇本初で採択をされたことを3月10日プレスリリースにて発表。

同アクセラレーションプログラムは、UC Berkeleyの⼯学部、Haas School(MBA)、Fortune500カンパニーにブロックチェーンコンサルティングなどを⾏っているBlockchain at Berkeleyによって提供される6ヶ⽉間のプログラム。

同プログラム中には、Pantetra Capital、Blockchain Capital、Coinbaseら、シリコンバレー・世界を代表する投資家、企業などから事業やピッチに対するアドバイスやメンタリングを得ることができ、またBerkeleyのアルムナイネットワークや研究者ネットワークにもアクセスすることができるとのこと。

なお2020年9⽉のサンフランシスコ・ブロックチェーンウィーク中には、同プログラムのデモデイが企画されているとのこと。

ステイクテクノロジーズ株式会社の代表取締役である渡辺創太氏は「⽇本国内でのブロックチェーンのユースケースや技術的な実装は海外のトップクラスと⽐べると残念ながら遅れを取っています。また、海外で勝つ⽇本発ブロックチェーンスタートアップやそもそも挑戦している数もまだまだ少ないのが現状です。⽇本⼈としてこの現状は⾮常に悔しいです。これから⽇本のブロックチェーンスタートアップが⽇本から世界⼀線で活躍するには、国内に⽬を向けるのではなく、海外で最先端企業との技術的提携や協業が重要になります。前例がなく道のりは厳しいですがシリコンバレー・サンフランシスコの世界最先端のブロックチェーンエコシステムに揉まれ会社、個⼈として⼤きく⾶躍し⽇本に還元できるように頑張ります」とプレスリリースにてコメントしている。

編集部のコメント

ステイクテクノロジーズは、1月にParity Technologies(本社:イギリス)の主導する最先端プロジェクト支援プログラム(Substrate Builders Program)において、第1期メンバーに採択され、昨年はWeb3 Foundation(本社:スイス ツーク)が進める金銭・技術的な支援プログラムに国内最多の3度目の採択を果たしています。
ステイクテクノロジーズが開発している、Polkadot上でスケーラブルなDApps(Decentralized Applications)を作成するためのブロックチェーン「Plasm Network」は、Polkadotのメインネットローンチ後、Polkadotに繋がるチェーンの候補の1つとなっており、Polkadot創業者のGavin Wood氏からエコシステム内の注目プロジェクトトップ3に選ばれるなど注目が高まっています。
今回のアクセラレーションプログラムはステイクテクノロジーズにとっての米国シリコンバレーへ進出第一歩となります。元々同社のCEOの渡辺氏はシリコンバレーのブロックチェーン企業で務めていた経験があります。今後彼らがどのように米国にアプローチしていくのか、期待が高まります。

コメント:大津賀 新也(あたらしい経済)

(images:Aleksei_Derin,liuzishan)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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