バイナンスが資産運用サービス「オンチェーンイールド」提供開始、バビロンから対応

BinanceでOn-chain Yields提供開始

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)提供の資産運用サービス「バイナンス・アーン(Binance Earn)」にて、新機能「オンチェーン・イールド(On-chain Yields)」が12月9日にローンチされた。なおバイナンスは同機能の公開について12月5日に発表している。

「オンチェーン・イールド」を利用することでユーザーは、バイナンスアカウントを通じてステーキングプロトコルに簡単にアクセスできるとのこと。またプロトコルに応じてトークンやポイントなどの形式で報酬を獲得できるという。これにより、従来の複雑な手続きを行うことなく、様々なステーキングプロトコルに参加できる仕組みとなっている。

まず初めに「オンチェーン・イールド」で提供開始されたステーキングプロトコルは、「バビロンBTCステーキング(Babylon BTC Staking)」だ。ユーザーは「バビロンBTCステーキング 」にビットコイン(BTC)をステーキングすることで、バビロン・プロトコル(Babylon Protocol)から提供されるオンチェーン報酬を獲得できるという。

なおバビロン・プロトコルは、ビットコインをPoSブロックチェーンにステーキング資産として導入する方法を提供するビットコインのステーキングプロトコルである。

「バビロンBTCステーキング 」の利用は、12月9日6:00(日本時間同日15時)から開始されており、ステーキングの上限は1,000BTCに設定されている。また、同ステーキングの参加は先着順で、1アカウントあたりの最低ステーキング額は0.05BTC、最大ステーキング額は5BTCとのことだ。

バイナンスでサポートされているトークンの報酬については、同取引所の現物取引(スポット取引)を行うためのアカウントに直接配布されるという。一方、サポートされていないトークンやポイントの報酬については、ユーザーが指定したオンチェーンウォレットアドレスに配布されるとのこと。

なお報酬は、ステーキングを行った翌日から発生し始め、2日後に分配されるとのことだ。

ちなみに「バイナンス・アーン」は、保有する暗号資産を活用し、ステーキングや貸付を通じて報酬や利息を得るためのプラットフォーム。主な機能として、自由に資金の出し入れが可能な「フレキシブルセービング」や、指定期間資金をロックして高い金利を得られる「貸暗号資産(定期)」がある。

参考:バイナンス
画像:iStock/StudioM1

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【12/11話題】コインチェックが米ナスダック上場、バイナンスとサークル提携、リップルRLUSDがNYDFSより承認など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored