本田圭佑ら出資の「LOCKON」、155万ドルの資金調達

LOCKONが155万ドルの資金調達

日本人創業メンバーが開発を進めるDeFi(分散型金融)プロジェクト「LOCKON(ロックオン)」が、155万ドル(約2.3億円)の資金調達実施を12月6日発表した。

「LOCKON」は、web3オンチェーンデータ分析に伝統的金融のインデックス運用の要素を組み合わせた暗号資産(仮想通貨)の資産運用を提供するDeFiプロトコル。ブロックチェーン上の全取引を解析し、中長期的に安定した利益を上げつつ、適切なリスクヘッジを行っているウォレットアドレスを特定。これらのデータに基づき、ユーザーのリスク許容度に応じた複数のインデックスを構築している。ユーザーはオファリングされたインデックストークンを保有することで資産運用が可能となり、複雑な取引を行わずとも、データドリブンな投資戦略の恩恵が受けられる。

なお昨年9月に公式リリースした「LOCKON」はすでに、Polygon(ポリゴン)ネットワークにてTVL(総預かり資産)世界3位となり、GMV(流通取引総額)に関しても4,500万ドルを超えているとのこと。

発表によると今回の資金調達には、前回のラウンドと合わせて本田圭佑氏のKSK Angel FundやCega Finance(セガファイナンス)共同創業者兼CEOである豊崎亜里紗氏、クリプトゲームス代表取締役の小澤孝太氏の他、三井住友海上キャピタル、FlickShot(フリックショット)、YT Fund(YTファンド)、Arriba Studio(アリーバスタジオ)、Hyperithm(ハイパーリズム)、FOUR SIS & CO.(フォーシスアンドカンパニー)、グローバル・ブレインが参加したとのことだ。

ちなみに「LOCKON」は今回の資金調達の他、リファラル(紹介)機能追加も発表している。

この機能は、既存ユーザーの招待者が被招待者の取引手数料の一部を還元として受け取り、被招待者は取引手数料の割引が享受できるとのこと。この相互利益のあるシステムにより、ユーザー間のコミュニティ形成を促進し、プラットフォームの利用拡大を目指すとのことだ。

画像:iStocks/BadBrother

関連ニュース

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【1/10話題】リミックスポイントが5億円のビットコイン追加購入、サークルがトランプに100万USDC寄付 など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米サークル、トランプ次期大統領の就任委員会に100万USDCを寄付

米サークル(Circle Internet Financial)が、次期米大統領ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の就任委員会に、同社発行のステーブルコイン「USDC」を100万USDC(約1.6億円)分寄付した。サークルの共同創業者兼CEOジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏が、自身のXアカウントにて1月10日発表した

タイ副首相、プーケットで外国人観光客向けのビットコイン決済試験運用へ=報道

タイの副首相ピチャイ・チュンハワジラ(Pichai Chunhavajira)氏が、プーケットで外国人観光客を対象に暗号資産(仮想通貨)決済の試験運用を開始予定であると、タイマーケティング協会主催のセミナーで発表した。このことはタイのニュースメディア「ザネーション(The Nation)」が1月8日報じた