スペイン証券監視機関、同国初のトークン化ライセンス承認

ウルサス-3キャピタルがトークン化ライセンスを受ける

スペインの証券監視機関(CNMV)が、同国の資産運用会社ウルサス-3キャピタル(Ursus-3 Capital)に国内初となるトークン化ライセンスを承認した。暗号資産カストディ・プラットフォーム提供のオニズ(Onyze)が11月29日発表した。

今回の承認により、ウルサス-3キャピタルは登録責任者 (ERIR:Entidad Responsable de la Inscripción y del Registro)として認定された。これは同社がDLTシステムにおけるトークン化された資産をそれぞれ発行するために、第三者機関にこれらサービスを提供することを規制当局から正式に承認されたことを意味する。

なおウルサス-3キャピタルはOnyzeと協力し、トークン化のための技術的プラットフォームを提供するとしている。

OnyzeのCEO兼共同設立者のアンヘル・ルイス・ケサダ・ニエト(Ángel Luis Quesada Nieto)氏は、「OnyzeはRWAトークン化の分野でのリファレンスとして、協力するための最良のパートナーを探していた。Ursus-3 Capitalとの提携により、スペインのあらゆるトークン化プロジェクトに安全で規制された革新的なサービスを提供することで、必要なギャップをカバーできる」と述べた。

また、ウルサス-3キャピタルのマネージング・ディレクターであるフアン・ジュラド(Juan Jurado)氏は、「私たちは、RWAのトークン化は起業家にとって可能性を広げるものであり、投資家にとって法的確実性を確保することも重要であると強く信じている」と述べている。

参考:発表
画像:iStocks/PIXTA

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