モロッコ中央銀行総裁、暗号資産を認める法律を準備中と発言

モロッコで暗号資産を認める法律が準備中

モロッコで、暗号資産(仮想通貨)に関する草案法が採択に向けた手続き中であると、同国中央銀行の総裁であるアブデラティフ・ジュアフリ(Abdellatif Jouahri)氏が11月26日に述べた。

モロッコでは2017年から暗号資産は禁止されているが、一般市民は依然として暗号資産を使用し、規制を回避している。

中央銀行(通称アル・マグリブ銀行:Bank Al Maghrib)は「暗号資産を規制する法律案を準備しており、現在、採択プロセスにある」と、ジュアハリ氏はモロッコの首都ラバトで開催された国際会議で述べた。

また同氏は、アル・マグリブ銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC)も検討中だと伝えた。

「CBDCについて私たちは、世界中の多くの国々と同様に、この新しい形態の通貨が、特に金融包摂に関する公共政策目標の達成にどのように貢献できるかを模索している」と同氏は話した。

CBDCは、分散型である暗号資産とは対照的に、中央銀行によって管理される。

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Morocco preparing law to allow cryptocurrencies, central bank chief says
(Reporting by Ahmed Eljechtimi; Editing by Peter Graff)
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
画像:Reuters

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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