スイ財団、米フランクリン・テンプルトンと戦略的提携

スイ財団がFranklin Templetonと提携

レイヤー1(L1)ブロックチェーン「スイ(Sui)」の開発を支援するスイ財団(Sui Foundation)が、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)と戦略的業務提携したことを11月22日発表した。

今回の提携により、フランクリン・テンプルトンは「スイ」エコシステムの開発者を支援し、「スイ」ブロックチェーンを活用した新技術を展開していく予定とのこと。

なお、フランクリン・テンプルトンはこれまでに「スイ」エコシステムに対して投資を行っており、今回の提携により、その取り組みをさらに強化することとなった。

ちなみにフランクリン・テンプルトンは、同社が提供するファンド「オンチェーン米国政府マネーファンド(OnChain U.S. Government Money Fund:FOBXX)」を、様々なブロックチェーン上に展開している。「FOBXX」は、総資産の99.5%以上を「米国政府証券」、「現金」、「米国政府証券または現金で全額担保された現先取引」に投資するファンドとなる。

また同ファンドの組成日は2021年4月6日で、「ステラ(Stellar)」上で展開を開始。その後「ポリゴン(Polygon)」や「アービトラム(Arbitrum)」、「アバランチ(Avalanche)」、「アプトス(Aptos)」、「ベース(Base)」、「イーサリアム(Ethereum)」上で展開されている。

「スイ」は、メタ(Meta)のブロックチェーン研究開発部門であるディエム(Diem)の元リードエンジニアたちによって設立されたミステンラボ(Mysten Labs)開発のブロックチェーン。高い処理性能による高速なトランザクションと低い手数料で利用できることから高く評価されている。なおスイは、昨年5月3日にメインネットがローンチしている。

ちなみに「スイ」は、ディエム開発の開発言語「ムーブ(Move)」を採用している。また「スイ」の他に、ディエムの開発チームに所属していた元メンバーによって開発されているL1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」でも、「スイ」と同じく開発言語には「ムーブ」が採用されている。

参考:スイ財団
画像:iStock/your_photo・Irina-Shibanova

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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