仏当局が「ポリマーケット」を調査、トランプへの賭けでフランス人が約7,900万ドル獲得

仏当局が「ポリマーケット」を調査

分散型予測市場プラットフォーム「ポリマーケット(Polymarket)」がフランスの法律に準拠しているかどうか調査中であると、仏賭博規制当局(ANJ)が11月7日に発表した。

「現在、ポリマーケットの運営状況およびフランスのギャンブルに関する法律への適合性を調査している」と、ANJの広報担当者であるエルザ・トロシェ・マス(Elsa Trochet-Mace)氏は、メールでの声明で述べた。

この件について「ポリマーケット」側はコメントを控えた。

「ポリマーケット」では、匿名のフランス人トレーダーであるテオ(Théo)氏、別名フレディ9999(Fredi9999)が、ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の米大統領選勝利に数百万ドルを賭け、大金を得ている。米ブロックチェーン分析企業のチェイナリシス(Chainalysis)は、同氏が7,870万ドルの利益を上げたと推定している。

なお「ポリマーケット」は先月、トランプ氏の勝利に複数の賭けをしたトレーダーはフランス国籍であると発表していた。

当時「ポリマーケット」は、豊富な取引経験と金融サービスの経験を持つこの人物を調査したと述べ、トレーダーは「選挙に関する個人的な見解」に基づいて賭けを行っていたと結論付けた。

また同社は、同ユーザーが市場を操作した、または操作しようとしたことを示す情報は見つからなかったと伝えた。

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
French watchdog probes Polymarket, where trader won big on Trump bet
( Reporting by Gabriel Stargardter; Editing by Alexander Smith)
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)

画像:Reuters

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/20話題】NTTドコモのERC6551搭載ゲームβ版、「暗号資産を国民経済に資する資産とするための緊急提言」正式承認など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored