ステーブルコイン決済Bridge、ウォレットAPI提供Triangle買収

BridgeがウォレットAPI提供Triangle買収

企業向けウォレットAPIを提供するトライアングル(Triangle)が、ステーブルコイン決済プラットフォーム提供のブリッジ(Bridge)に買収されたことを11月1日発表した。

トライアングル(Triangle)は、企業がブロックチェーンの利用を簡単にするAPIを提供している企業だ。MPC(マルチパーティ計算)技術によるウォレット保管ソリューションを展開している。またブリッジは、企業がステーブルコインによる国際決済を導入する為のプラットフォームを提供している。

今回の買収によりトライアングルのチームはブリッジに加わり、ブリッジ上の資金の保管と移動の安全性をさらに強化していくとのこと。また、ブリッジ上でよりスケーラブルなステーブルコインシステムを構築できるよう、トライアングルのチームがサポートしていくという。なお買収額については明かされていない。

また買収に伴い、トライアングルが提供するサービスは今年12月31日までに段階的に廃止されるとのこと。

ちなみに、web3メディア「コインデスク(Coindesk)」によると、トライアングルの創設者タスティ・ザカリー(Tasti Zakarie)氏は以前、米決済インフラ提供のストライプ(Stripe)の従業員だったという。

なおストライプに関しては、ブリッジを10億ドル(約1,500億円)で買収交渉中であると、1017日にフォーブス(Forbes)が報じている。この買収が成立すれば、ストライプにとって過去最大規模の買収となる可能性があるという。なおブリッジは、これまでに総額5,800万ドル(約86.8億円)の資金を調達しており、企業評価額は2億ドル(約300億円)だったとのことだ。

参考:トライアングル
画像:iStock/ismagilov

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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