Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ

Crypto[.]comが米国ユーザーに株式取引機会提供へ

海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)が、米証券取引委員会(SEC)に登録されているブローカーディーラーであるウォッチドッグキャピタル(Watchdog Capital)を買収したと10月31日発表した。

今回の買収により、クリプトドットコムはウォッチドッグキャピタルを通じて、米国ユーザーに株式取引やオプション市場などへの参入機会を提供可能になるとのこと。なお新たに提供される製品やサービス、取引の開始時期や方法については、ウォッチドッグキャピタルの顧客に向けて順次案内されるという。

ウォッチドッグキャピタルは、米金融取引業規制機構(FINRA)および米証券投資家保護公社(SIPC)のメンバーであり、米国トレーダー向けに株式および株式オプションを提供するライセンスを保有している。

なお、FINRAは米証券業界で最大の自主規制機関で、米国で証券仲介業務を行う団体はFINRAに登録し、認定を受ける必要がある。またSIPCは、米国の投資家を保護するための非営利組織で、証券会社が経営破綻した際に顧客資産を補償する役割を担っている。

暗号資産メディア「ブロック(The Block)」のデータによれば、クリプトドットコムの取引量は今年7月の340億ドル(約5.1兆円)から9月には1,340億ドル(約20.4円)へと約4倍に増加している。9月の北米における暗号資産取引所の総取引高は1,830億ドル(約27,9兆円)で、そのうちクリプトドットコムが1,340億ドルを占めたのに対して、大手暗号資産取引所コインベース(Coinbase)は460億ドル(約7兆円)だった。

参考:クリプトドットコム
画像:iStock/ivanmollov

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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