メタプラネットが今月3度目のビットコイン購入、10億円相当追加で合計保有数748.502BTCに

メタプラネットが10億円分のビットコイン追加購入

ビットコイン(BTC)の購入を積極的に進めている東証スタンダード上場企業メタプラネットが、新たにビットコインの追加購入を実施したことを10月11日発表した。

同社が前回追加購入を発表したのは10月7日。10月1日にも購入発表されており、1週間で2度目、10月では3度目のビットコイン追加購入となった。1日と7日に購入したのも10億円分のビットコインだ。なおメタプラネットは、ビットコインを購入開始した4月からこれまで、毎月ビットコインを購入している。

今回メタプラネットが追加購入したのは、前回同様総額10億円相当のビットコイン。購入枚数は108.999BTCで、1BTCあたりの平均購入価格は9,174,396円とのこと。

これにより同社のビットコイン総保有数は、748.502BTCとなった。なおこの総数の購入価格は69億6,500万円で、1BTCあたりの平均購入価格は9,304,655円。前回は9,326,856円だった。

なお記事執筆時点でビットコインの価格は、8,995,821.46円となっている(10/11 11:50 コインマーケットキャップ調べ)。

またオンチェーン情報の追跡プラットフォーム「アーカム(Arkham)」が、メタプラネットのページを開設したことを10月10日に発表。これにより同社のビットコインの保有状況がリアルタイムで確認可能になった。また同ページを確認すると、メタプラネットが国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットフライヤーよりビットコインを購入していたことが確認できる。

ちなみにメタプラネットは9月2日に、国内暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードとの提携を発表。これによりSBI VCトレードは、同社法人向けサービス「SBIVC for Prime」にて、メタプラネットのビットコイン取引・保管・運用における各種サポートを開始するとした。

またメタプラネットはビットコイン購入とは別に、ビットコインの「プットオプションの売取引」を行ったことを10月3日に発表。その際の発表によると契約したビットコインの枚数は223BTCで、満期日は12月27日。権利行使価格は1BTCあたり62,000米ドルとのこと。証拠金は13,826,000米ドルが差し入れられている。

そしてメタプラネットはこの取引にて、オプションプレミアムとして23.972BTCが付与された。取得価格としては1BTCあたり8,950,000円だった。同社はこの取引によりビットコインの総保有数を530.717BTCとしていた。

なおメタプラネットは8月6日、株主割当による新株予約権の無償発行にて最大100億超の資金調達を行い、そのうち85億円をビットコインの購入に割り当てる予定だと発表している。

参考:メタプラネット
画像:iStocks/atdigit

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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