フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をアプトスに展開

フランクリン・テンプルトンの「オンチェーン米国政府マネーファンド」がアプトスに展開

米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、「オンチェーン米国政府マネーファンド(OnChain U.S. Government Money Fund:FOBXX)」をアプトス(Aptos)上でローンチした。フランクリン・テンプルトンおよびアプトスが公式Xにて10月2日発表した。

「FOBXX」の組成日は2021年4月6日で、ステラ(Stellar)ブロックチェーン上で展開を開始。昨年4月にはポリゴン(Polygon)ブロックチェーン上で展開開始し、今年8月8日にはアービトラム(Arbitrum)とアバランチ(Avalanche)上でのローンチが発表されている。今回のアプトスはそれらに続く5つ目の対応ブロックチェーンとなる。

「FOBXX」は、総資産の99.5%以上を「米国政府証券」、「現金」、「米国政府証券または現金で全額担保された現先取引」に投資しているファンドである。ファンドの投資目標は、株主の資本と流動性の維持と一致する高レベルの現在の収入を投資家に提供することであり、安定した1.00ドルの株価を維持することを目指しているという。4億2000万ドルのファンドの1 株は1つの「BENJIトークン」で表されている。トークン保有者は、アプリ「Benji Investments」を通じてファンドへのエクスポージャーを得られる。

なおフランクリン・テンプルトンによると「FOBXX」は取引処理と株式所有権の記録システムとしてパブリックブロックチェーンを使用する米国登録ファンドとしては初であり、同社は、それを取り扱う企業としては唯一とのこと。

今回のアプトスの「FOBXX」は、開始時にすでに2,000万ドルを超える申し込みを受け付けたとのことだ。

画像:iStock/TaiChesco・BadBrother

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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