ScalarがJパワー、TISなどからプレシリーズAラウンドで資金調達を実施
株式会社Scalarが、プレシリーズAラウンドとして第三者割当増資を実施したことを、2月14日プレスリリースにて発表。
今回の第三者割当増資の引受先として、電源開発株式会社(Jパワー)とTIS株式会社が新規で参加、既存の投資元である、D4V1号投資事業有限責任組合、LINE Ventures 株式会社、株式会社MIDベンチャーキャピタル、MSデジタル投資事業有限責任組合も出資している。
なお出資額については、非公表となっている。
今回のScalar社の資金調達の目的は、同社開発の分散型台帳ソフトウェアScalar DLTの機能拡張、ドメイン特化型ソリューションテンプレートの拡充ならびに、拡販に向けた体制構築を行うためとのこと。
(ソリューションテンプレート:各事業領域において共通で利用可能なコントラクトやAPI、UIコンポーネントなどのこと)
編集部のコメント
Scalar DLTは主に、分散データベースソフトウェアである「Scalar DB」と分散型台帳ソフトウェアである「Scalar DL」の2つで構成されています。 昨年12月には、株式会社Scalar開発の分散データベース「Scalar DB」を採用した電力管理システムを、株式会社クロスキャットが構築したことを発表しています。 Scalar DLTは、パーソナルデータ の取得・利用・第三者提供における同意管理サービスや副業時の労災事故の補償と総労働時間の管理を両立した勤怠管理サービスの基盤にも利用されています。またJパワーは、国内外問わずスタートアップ企業へ出資を積極的に行っています。ブロックチェーン関連企業に投資をするのは今回が初となります。
コメント:大津賀 新也(あたらしい経済)
(images:berya113,LysenkoAlexander)