分散型デリバティブ「ベガプロトコル」がベガチェーンとVEGAトークンのサポート終了へ

ベガチェーンとVEGAサポート終了へ

分散型デリバティブネットワークを構築するベガプロトコル(Vega Protocol)が、新チェーン「ネブラ(Nebula)」のローンチに向け、ベガチェーンと独自トークンVEGAのサポート終了を9月12日発表した。

ベガチェーンとVEGAのサポート終了はベガコミュニティのオンチェーン投票によって、ほぼ全会一致で正式に可決されたとのこと。

この投票結果によりプロジェクトのリソースは、ベガプロトコルのオープンソースソフトウェアを基に構築されたブロックチェーンである「ネブラ」の開発・維持に集中されることになったという。

「ネブラ」は5人の創業メンバーで構成された独立プロジェクトで、今年9月下旬に一般公開される予定だ。また「ネブラ」ではVEGAと同じユーティリティ(機能)を持つ独自トークンNEBを発行している。

VEGA保有者はベガスワップ(VegaSwap) を通じて9月26日までにVEGAをNEBへスワップ(交換)すると、交換したVEGAの量に応じてNEBをクレーム(請求)できるという。

クレームは2回でき、1回目は10月3日00:00(GMT)まで、2回目は11月3日1:00(GMT)までとなっている。なお2回目のクレームは1回目にクレームしたユーザーのみが行えるとのこと。

そして今回の投票結果に伴い、ベガチェーンは全ての市場での取引サポートを停止したとのこと。現在はネットワークの完全停止に向けて、ユーザーが資金を引き出す為の「ランプダウン(段階的終了)」期間を10月27日まで設けている。

なおこの期間中バリデーターは、ノードを運用し続ける為の報酬を受け取ることが可能だ。

参考:ベガプロトコルネブラ1ネブラ2
画像:SiberianArt・Who_I_am

関連ニュース

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

ビットコインL2「スタックス(STX)」がアプトス(APT)と統合、BTC導入に向け

スマートコントラクト導入のビットコイン(BTC)レイヤー2ネットワーク「スタックス(Stacks)」が、レイヤー1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」と統合し、「アプトス」上でのBTC導入を計画している。両プロジェクトが暗号資産メディア「ディクリプト(Decrypt)」の報道を引用する形で9月17日発表した

ブラックロック、ビットコインを「ユニークな分散投資」の資産として概説するレポート公開

米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)のアナリストらは、ビットコイン(BTC)をマクロ要因の影響を最小限に抑えた資産とし、同暗号資産が財政、金融、地政学的リスク要因のいくつかに対して「ユニークな分散投資」の資産である理由を概説するレポート「Bitcoin : A Unique Diversifier」を9月18日に共有した

【9/18話題】プログマらの「ステーブルコイン決済プロダクト」が実運用向け開発へ、トランプのDeFiトークン「WLFI」販売計画など(音声ニュース)

プログマとデータチェーン、「ステーブルコイン決済プロダクト」を実運用向け開発フェーズに移行、サークル「USDC」、Suiにネイティブ対応へ、トランプ一族のDeFiプロジェクト、独自トークン「WLFI」販売計画が明らかに、親クリプト派議員マクヘンリーとエマー、エアドロップに対するSECの姿勢問う書簡をゲンスラー委員長に送る、豪中銀、CBDCはホールセール向け優先と決定、ブータン政府、1000億円超のビットコイン保有か=アーカム、イーサリアム次期大型アップグレード「Pectra」、2分割での実施を検討、分散型デリバティブ「ベガプロトコル」がベガチェーンとVEGAトークンのサポート終了へ

Sponsored