アニモカJPがOrbsのバリデーターに
Animoca Brands Japan(アニモカブランズジャパン)が、Orbs(オーブス)のバリデーターに参画することを9月11日発表した。
Orbsは、高度なオンチェーン・トレーディングのために設計された分散型レイヤー3ブロックチェーンだ。
またアニモカブランズジャパンは、日本の知財やコンテンツ(IP)ホルダーのweb3に関する世界展開を支援する目的で設立された香港アニモカブランズの戦略的子会社だ。
Animoca Brands Japanは先日5日、バリデーターノードの運用の開始予定を発表。その際に「既にいくつかのプロジェクトにおいて、バリデーターとしての参画準備を進めている」とし、準備が整い次第発表をする予定と伝えていた。
Animoca Brands Japanが参画するバリデーターはOrbsが初の事例となった。なおOrbsでは、バリデータノードの運営者は「ガーディアン」と呼ばれる。
今回のバリデーター参画によりAnimoca Brands Japanでは、Orbsのブロックチェーンネットワークの健全な運用を支援することを通じて、Orbsのさらなる発展やOrbsを活用するWeb3プロジェクトの成長を推進していくとした。
Orbsとは
Orbsは、Ethereum(イーサリアム)、TON(トン)、Polygon(ポリゴン)、BNB Chain(BNBチェーン)、Avalanche(アバランチ)、Fantom(ファントム)などの既存のL1および L2ソリューションと連携して動作するL3プロトコルだ。
同プロトコルは「分散型バックエンド」として機能し、EVM(イーサリアムバーチャルマシン)および非EVMスマート コントラクトの機能を強化することで、Web3、DeFi(分散型金融)、NFT、GameFi(ゲーム×金融) などのアプリケーションの新たな可能性を提供するという。
またOrbsはDeFiプラットフォームにCeFi(中央集権型金融)レベルのサービスを提供し、Sushiswap(スシスワップ)やPancakeSwap(パンケーキスワップ)など多くのDEXプロジェクトをサポートしているとのこと。
なおOrbsが提供するソリューションとして、高度な取引注文ソリューション「dTWAP」および「dLIMIT」、DEXの流動性を集約する「Liquidity Hub」、先物取引に必要な包括的な機能とサービスを提供する「Perpetual Hub」がある。
参考:アニモカブランズジャパン
画像:iStocks/mouu007