ビットコインスケーリング「Fractal Bitcoin」がメインネット公開、FBトークン配布も

Fractal Bitcoinがメインネット公開

ビットコイン(BTC)スケーリングソリューション「フラクタルビットコイン(Fractal Bitcoin)」が、メインネットローンチした。「フラクタルビットコイン」の公式Xにて9月9日発表された。

「フラクタルビットコイン」は、ビットコインのコアコード自体を拡張し、外部の構造を使わずに一貫性を保ちながら無限のスケーリングを可能にするネイティブなスケーリングソリューション。同ソリューションでは、ビットコイン規格トークンのマーケットプレイス型ウォレットである「ユニサットウォレット(UniSat Wallet)」などと互換性を維持したまま連携し、スケーリングできるという。

また「フラクタルビットコイン」では今回のメインネットローンチに伴い、同ソリューションの独自トークン「FB」を配布する報酬プログラム「フラクタルメインネットブートストラップ プログラム(Mainnet Bootstrap Program)」を開始した。

このプログラムでは、合計100万FBが「ユニサットウォレット」及び「OKXウォレット(OKX Wallet)」に配布され、合計2,000アドレスが報酬を受け取ったという。その内訳としては、「ユニサットウォレット」から1,000アドレス、「OKX ウォレット」から1,000アドレスとなっている。

また「フラクタルビットコイン」では、BRC-20がフラクタル上でアクティベートされ次第、ユーザーは分散型取引所(DEX)「ピザスワップ(PizzaSwap)」を通じて、「フラクタルビットコイン」におけるBRC-20をスワップできるようになるとのこと。さらにビットコインと「フラクタルビットコイン」間でのBTCブリッジも可能になるという。

また「フラクタルビットコイン」では、「FB」保有者が主要な提案に投票できる投票プラットフォームを導入予定だという。この投票プラットフォームは、ビットコイン発明者サトシ・ナカモトが2010年にビットコインスタックから削除したオペコード「OP_CAT」が使用されているとのこと。なおオペコードは、与えられた指示でどういった操作をするのかを示すコードだ。

なお「フラクタルビットコイン」では、既にDeFi(分散型金融)やNFT、ゲーム関連の100以上のプロジェクトが同ソリューション上でのローンチに向けて準備を進めているとのことだ。

画像:iStocks/agsandrew

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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