日本含む11カ国から選出
米大手ベンチャーキャピタルa16zの暗号資産(仮想通貨)部門であるa16zクリプト(a16z crypto)が、秋の「a16zクリプト・スタートアップ・アクセラレーター(a16z CSX)」プログラムの参加企業を9月9日発表した。
今回発表された参加企業は21のスタートアップで、オーストリア、ブラジル、ブルガリア、カナダ、ドイツ、日本、ポーランド、ポルトガル、アラブ首長国連邦、英国、米国(プエルトリコを含む)の11カ国から選出された。これら企業はそれぞれ、AI、DeFi、インフラ、写真共有やマッピングなどの消費者向けアプリケーションなど、あらゆるレベルのクリプト技術を構築しているとのことだ。
オンチェーン流動性のインフラを構築するアネラ・ラボ(Anera Labs)、インターネットデータやCPU/GPUの計算力を活用するオラクルを作成するブロックセンス(Blocksense)、世界の3D地図とARコンテンツのネットワークを構築するメッシュマップ(MeshMap)、汎用的なゼロ知識証明生成レイヤーの構築を行うフェルマ(Fermah)、世界のコンピューティングをオンチェーン化するブロックチェーンの構築を目指す オープングラデーション(OpenGradient)、パーソナルAI(データ+エージェント)のためのオープンプラットフォームを構築するPIN AI、イーサリアム上でリアルタイム証明を生成するt1プロトコル(t1 protocol)、インタラクティブ・ナラティブの作成や収益化を容易にするセカイ(Sekai)など、様々な分野から企業が参加している。
今回のa16z CSXは米ニューヨークで開催されている。参加企業には今後8週間にわたって、トップクラスのクリプトファウンダーからの直接の教育の機会や、a16zクリプトの投資・運営チームから指導やサポートが提供されるという。
なお次回のCSXは、2025年春にサンフランシスコで開催される予定だ。参加企業は、来年1月初旬に募集開始予定で、合格した各企業には最低50万ドルがa16z CSXから投資される。
参考:発表
画像:iStock/jamesteohart