Eigenlayerがシーズン2エアドロップを実施へ、総供給量5%放出

Eigenlayerがシーズン2エアドロップを実施へ

イーサリアム(Ethereum)ベースのリステーキングプロトコル「アイゲンレイヤー(EigenLayer)」が、同プロトコル独自トークン「EIGEN」の2回目のエアドロップ実施をする。「アイゲンレイヤー」公式ブログおよびアイゲン財団(Eigen Foundation)の公式Xから9月4日に発表されている。

同エアドロップは「Eigen Season 2 Stakedrop」と名付けられ、ステーカーやエコシステムパートナー、コミュニティメンバーが配布の主な対象となるという。特にETHをステーキングしているユーザーや、デリゲートされているノードオペレーターが大部分のエアドロップを受け取ることになるとのこと。

このエアドロップでは、「EIGEN」が総発行数の約5%に相当する8600万枚が配布される予定だ。配布開始は現地時間の9月17日までに開始されるとのこと。今回は1回目と同様に公式のエアドロップ請求用ページで行われるという。なおフィッシングサイトの出現も予想されるため十分注意する必要がある。

「アイゲンレイヤー」は、リキッドステーキングサービスによって得られるトークン「LST(Liquid Staking Token)」をステーキングすることが可能なプロトコル。さらにバリデーターは、イーサリアムのビーコンチェーン上でステーキングしたETHを「アイゲンレイヤー」上でリステーキングできる。

なおリステーキングとは、既にステーキングされたトークンを再度ステーキングし、担保として利用する技術。「アイゲンレイヤー」は、このリステーキングを通じてトークンのセキュリティ機能を引き出し、分散型ネットワーク全体の安全性を向上させる為のプロトコルだ。

「アイゲンレイヤー」は今年5月に独自トークン「EIGEN」の第1回エアドロップを実施した。現在「EIGEN」は取引所等への上場はしておらず取引もできない状況だ。しかし「EIGEN」のメインの利用用途であるステーキングなどはサポートされており、受け取った「EIGEN」はアイゲン財団のホームページからデリゲートおよびステーキングすることが可能だ。

参考:EigenFoundationブログ
画像:iStocks/Ket4up

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【11/13話題】コインチェックの米ナスダック上場12月、米国初ヘデラ現物ETFがSEC申請など(音声ニュース)

コインチェックの米ナスダック上場は12月に、マネックスがSEC届出書の効力発生を報告、カナリーキャピタル、米国初「ヘデラ現物ETF」を米SECに申請、ビットワイズ、世界初のアプトス(APT)のETPをスイスで上場へ、グーグルクラウド、オムニチェーン「ZetaChain」のバリデータ参画、イーサL2「Starknet」、ガバナンストークンSTRKのステーキングを11月26日から開始、クロスチェーンコンポーザビリティ「Espresso Network」、メインネットローンチ、ニアプロトコル(NEAR)、メタマスクなど400以上のイーサリアムウォレットに直接統合、オープンシー、v2新機能が匿名でリーク、IPトークン化ブロックチェーン「Story Protocol」、最終テストネット「Odyssey」稼働開始、Puffer Finance、「UniFi」のテストネットローンチ

Sponsored

ニアプロトコル(NEAR)、メタマスクなど400以上のイーサリアムウォレットに直接統合

レイヤー1(L1)ブロックチェーン「ニアプロトコル(Near Protocol)」で、メタマスク(MetaMask)をはじめとした400種類以上のイーサリアム(Ethereum)基盤のweb3ウォレットが直接統合され、イーサリアムユーザーがウォレットを替えることなく「ニア(NEAR)」エコシステムに参加できるようになった。「ニア」公式ブログより11月10日発表された