カルダノがメジャーアップデート完了、ADA保有者のガバナンス参加が可能に

カルダノがメジャーアップデート完了

レイヤー1ブロックチェーン「カルダノ(Cardano)」が、メジャーアップデート「チャングハードフォーク(Chang hard fork)」を完了した。「カルダノ」を支援するカルダノ財団(Cardano Foundation)の公式Xより9月2日発表されている。

ハードフォークの完了を受け、「カルダノ」のロードマップは最終段階となるヴォルテール(Voltaire)へ移行した。これによりカルダノの独自トークンADAの保有者が、既存のステーキング及び委任プロセスを活用して、オンチェーンでの投票や提案に参加可能になるとのこと。

ちなみにカルダノのロードマップはバイロン(Byron)、シェリー(Shelley)、ゴゲン(Goguen)、バショオ(Basho)、そして今回のヴォルテールといった5段階で構成されている。

なおADAの保有者のガバナンス参加機能が追加される前に、「カルダノ」改善提案CIP-1694が導入されるとのこと。

この提案は「カルダノ」ネットワークのガバナンスにおいて、憲法委員会(Constitution Committee)、DReps(Delegated Representatives)、SPOs(Stake Pool Operators)といった組織や代表者が、ネットワークの決定に影響を与える仕組みを強化するものとなっている。

ADA保有者はDRepsに投票権を委任するか、直接投票に参加することで、「カルダノ」の意思決定に参加できるという。

これまで「カルダノ」は同チェーン開発企業のIOHK(Input Output Hong Kong)の管理下にあったが、投票システムの導入後はコミュニティの手に委ねられ分散化するとのこと。

なお「カルダノ」はイーサリアム(Ethereum)の共同創設者であるチャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏が創設したプロジェクトだ。

参考:カルダノ
画像:iStocks/ationaryTraveller・iam2mai

 

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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