香港ハッシュキー、FinschiaとKlaytnの統合チェーン「kaia」と提携

ハッシュキーがkaiaと提携

香港に本社を置くエンドツーエンドのデジタル資産管理を行う金融コングロマリットHashKey Group(ハッシュキーグループ)が、Finschia(フィンシア)とKlaytn(クレイトン)の統合ブロックチェーンKaia(カイア)との戦略的パートナシップを9月2日発表した。

Kaiaは先日8月29日にメインネットローンチしており、HashKey Groupは同チェーンの最初のパートナーになったとのこと。

HashKey Groupは今回の提携について「デジタル資産エコシステムの発展に対する相互の献身を強調する重要なマイルストーン」と説明。HashKey GroupとKaiaは、デジタルファイナンス、決済システム、コンテンツ作成、セキュリティとコンプライアンスなど、いくつかの主要分野でWeb3のマスアダプションに向けて協力する予定だと伝えている。

また今回の提携の一環として、HashKey Groupが展開するグローバル向けの暗号資産(仮想通貨)取引所HashKey Global(ハッシュキーグローバル)にて、Kaiaのネイティブトークンである「KLAY」を取り扱う予定だという。なお「KLAY」は、今後「KAIA」に置き換えられる予定だ。

なおFinschiaは、LINE独自開発のプライベートチェーンとなる「LINE Blockchain」がリブランディングを行い、名称変更したブロックチェーン。Klaytnは韓国カカオの子会社であるグラウンドX(Ground X)が2019年に開発したブロックチェーンである。

今年1月16日、フィンシア財団およびクレイトン財団はガバナンスメンバーに両チェーンの統合案を提出。その後両ガバナンスメンバーによる投票が実施され、同案は2月15日に最終決定されていた。

またHashKey Groupは先日8月19日、「The Open Network:TON(トン)」基盤のゲーム「Catizen(キャティゼン)」との提携を発表している。

この提携によりハッシュキーグループはHashKey Globalを活用し、「Catizen」のグローバルコミュニティメンバーにコンプライアンスに準拠した信頼性の高いデジタル資産サービスを提供するとした。

参考:ハッシュキーグループ
画像:iStocks/Muhammad-Farhad

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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