TONブロックチェーンが2度停止、ネットワーク障害で。現在は回復

TONブロックチェーンが2度のネットワーク障害

パブリックブロックチェーンの「オープンネットワーク(The Open Network:TON)」が、8月28日に約5時間、8月29日に約4時間にわたるネットワーク停止に見舞われた。なお現在では回復しており通常通り利用可能だ。

TONベースのコミュニティプラットフォーム「トンイヌ(Ton Inu)」によると、今回の2回のネットワーク停止は先日新たにローンチされたミームコイン「DOGS」の人気によりネットワークが渋滞したことが原因だという。

「DOGS」はテレグラムのアカウント作成日や「DOGS」のサイトへのログイン日数、招待などのタスクの達成度に応じて配布されたミームコインだ。名前の通り犬をモチーフにしたミームコインであり、トークンがリリースされる前から大きな注目を集めていた。

TONコミュニティのテレグラムチャンネルへの投稿によると、ネットワーク停止中の入出金は今後順次処理されていくとのことだ。

「TON」は、メッセージングアプリのテレグラム(Telegram)の創設者が開発を開始したブロックチェーンプロジェクトだ。テレグラムとの連携を基盤にしたブロックチェーンとして開発が進められていたものの2020年に米国証券取引委員会(SEC)の規制により開発は中止されたが、その後「TON財団」が開発を引き継ぎ、今に至る。

TONのネイティブトークン「TON」は、テレグラム(Telegram)のCEOであるパベル・ドゥーロフ(Pavel Durov)氏が、仏パリのル・ブルジェ(Le Bourget)空港で8月24日に逮捕された件で価格が急落した。

TON財団はこの逮捕に対して、不当であるという意見を表明しておりこの意見表明の一環として「DOGS」のエアドロップを実施した。そういった背景もあり現在コミュニティではドゥーロフ氏の釈放を求める動きが見られている。

画像:iStocks/ne2pi

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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