スシトップがシリーズA資金調達、キャナルベンチャーズや三菱UFJキャピタルらから

スシトップがシリーズA資金調達

NFTマーケティング支援のスシトップマーケティング(SUSHI TOP MARKETING)が、シリーズAの資金調達実施を8月26日発表した。なお調達額は非公開。

スシトップマーケティングは、NFT配布サービス「NFT top shot」や、音でNFTを配信するソリューション「AUDIO TOKEN DISTRIBUTOR」を開発し販売する企業。

今回のラウンドは、既存投資家であるスパイラルキャピタル(Spiral Capital)およびミライセ(MIRAISE)の2ファンドの他、新規投資家としてキャナルベンチャーズ、三菱UFJキャピタル、電通ベンチャーズSGPファンドが参加したという。リード投資家は前回に引き続き、スパイラルキャピタルが務めたとのこと。

なお調達資金は、技術開発、人材採用そして国内外でのマーケティング活動強化に活用するとのことだ。

スシトップマーケティングは昨年1月、スパイラルキャピタルをリード投資家として、ミライセ、電通グループを引受先とする1億円の第三者割当増資を実施していた。

この前回ラウンドでは電通グループのR&D部門からの投資であったが、今回は電通ベンチャーズSGPファンドからの新規投資になるとのこと。電通グループはスシトップと、これまで数多くのプロジェクトやサービスライン開発などを進めてきたというが、今回ラウンドでは事業成長支援を視野に投資をおこなったとのことだ。

SUSHITOPMARKETINGの代表取締役である徳永大輔氏リリースにて以下のコメントをしている。

当社は創業以来、NFTマーケティングのリーディングカンパニーとして、鉄道やリテール、通信、銀行など多様な業種でのNFTマーケティング導入支援を行ってきました。

2021年にはマーケティングにNFTを活用する企業はほぼいませんでした。しかし過去3年で大手通信事業者が暗号資産ウォレットを発表し、金融機関はデジタル証券をリリースする等様々な業種での広がりがありました。トークングラフマーケティングは日本の強みである、アニメや漫画などのIPとも親和性が高く、またブロックチェーンが国境を超えた規格であることから、将来的には日本の競争力を高める新産業となります。

本ラウンドから参加いただく投資家の力も借りながら、NFTマーケティングをグローバルで通用するデジタルマーケティングの新カテゴリとして成立させて参ります。

参考:スシトップ
画像:iStocks/BadBrother

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
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