ビットワイズ、英ロンドン暗号資産ETP発行会社ETC Group買収

ビットワイズが英ロンドンのETC Group買収

米暗号資産運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、英ロンドン拠点の暗号資産(仮想通貨)ETP(上場取引型金融商品)発行会社ETCグループ(ETC Group)の買収を8月19日発表した。

これによりビットワイズは欧州へ進出する。同社が提供するETPにETCグループの9銘柄のETPが加わることになり、ビットワイズの運用資産総額は45億ドル(約6,627億円)になるという。これら9銘柄もビットワイズの買収により同社ブランドの商品名に変更されるとのことだ。

なおETPとは上場取引型金融商品(Exchange Traded Products)の略称で、ETF(上場投資信託)、ETN(上場投資証券)、ETC(上場投資コモディティ)などの上場している金融商品の総称のこと。

ETCグループは、2021年に英国の市場及び欧州のMTF(多国間取引所)において初めてビットコインに関連するETPを提供開始。また2020年には、同社のビットコインETC(BTCetc)「ETC Group Physical Bitcoin (BTCE)」を2020年6月にドイツ証券取引所の電子取引プラットフォームであるクセトラ(Xetra)にて世界初の集中清算型ビットコインETPとして上場させていた。

またビットワイズは今年1月、米国にてビットコイン現物ETF「Bitwise Bitcoin ETF(BITB)」をローンチ。7月にはイーサリアム現物ETF「Bitwise Ethereum ETF(ETHW)」をローンチした。同社によると「BITB」は史上最も急成長しているETP上位25位となっており、現在その資産総額は20億ドルを超えているという。また「ETHW」は取引開始数週間で3億ドルを超える資産を集めたとのことだ。

関連ニュース

参考:ビットワイズ
images:iStocks/metamorworks

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

Sponsored

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された

フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開

米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、「オンチェーン米国政府マネーファンド(OnChain U.S. Government Money Fund:FOBXX)」をイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2(L2)ブロックチェーン「ベース(Base)」上でローンチした。フランクリン・テンプルトンが公式Xにて10月31日発表した