クレディセゾンが大和証券のブロックチェーン企業Fintertechに出資(Fintertech社川浪氏コメント付き)

クレディセゾンが大和証券のブロックチェーン企業Fintertechに出資(Fintertech社川浪氏コメント付き)

クレディセゾンが大和証券グループの子会社Fintertechの株式34%を取得することを、1月31日に発表した。Fintertech社は大和証券100%の子会社で、資本金は8億円。クレディセゾンは34%の株式を2月28日に譲渡される予定だ。

リリース文によると、この資本提携によって、クレディセゾンは自社のノウハウと大和証券グループの顧客基盤を活用したローン事業の展開を検討していく。そして、Fintertech は、クレディセゾンが有する顧客基盤へのアクセス、クレディセゾンによるクラウドファンディング向け案件の紹介及び人材のサポート等の連携を強化することができるようになる。

この資本提携の動きは、2019年9月5日に付けで資本業務提携に合意したのちの、第一弾となる。資本業務提携の目的は、両社が創業以来培ってきた金融ビジネスに関するノウハウと顧客ネットワークを相互に活用し、多様化するマーケットニーズに対して「次世代の総合金融サービス」を開発・提供し、「金融の未来」を創造することだ。

 あたらしい経済編集部は、Fintertech社ストラテジーグループの川浪 創氏へ取材を行った。

川浪氏は今回の提携に関して「今回の提携の最も良いポイントについては、やはりクレディセゾンという新しい文化との出会いが生み出す様々な変化だと思います。同社の顧客基盤やノウハウが活用できることは当然大きな効果ではありますが、新規の金融サービスを開発していく中で、様々な文化との交流は非常に重要なファクターとなると考えています。今回の提携によって、いい意味でFintertech社にとって大きな転換点になると考えています」とコメントした。

 編集部のコメント

大和証券グループとクレディセゾンの資本業務提携の具体的な取り組みは大きく2つ共有されています。

1.両社の既存プロダクトの相互送客及び新しい顧客基盤の開拓 2.両社のノウハウを組み合わせた新しい総合金融サービスの開発となっています。2に関する具体的な開発対象は、新しいペイメントサービスの開発、ローンビジネスの開発、協働推進、資産形成層向けの新しいサービス開発となっています。

Fintertech社が開発、リサーチを続けるブロックチェーンの知見とクレディセゾンが持つ顧客基盤、サービスが結びついて、クレディセゾンはブロックチェーン基盤のローンサービス、大和証券はブロックチェーン基盤の資産形成プラットフォームを開発していくのではないか、とあたらしい経済編集部は考えます。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:Panuwat-Sikham)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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