メタプラネット、10億円借入で全額ビットコインの追加購入へ

メタプラネットが10億円借入でビットコイン購入へ

ビットコイン(BTC)の購入を積極的に進めている東証スタンダード上場企業メタプラネットが、新たに総額10億円を借り入れ、その全額をビットコインの購入に充てることを8月8日発表した。

なお借り入れ先は、メタプラネットの株主でもある英領バージン諸島拠点のMMXXベンチャーズ・リミテッド。借入先選定の経緯として、株主であることから迅速な融資実行が可能であることからとのこと。

発表によると10億円の借入期間は、借入実行日となる8月8日から6か月間で返済方法は一括返済。借入利率は年0.1%とのことだ。

なおメタプラネットは先日8月6日、ビットコインの購入目的を主にした、資金調達の計画を発表したばかり。同社は、株主割当による新株予約権の無償発行により資金調達を行うとした。

この計画によりメタプラネットは最大約100億円を調達し、その大半となる85億円をビットコインの購入に割り当てる予定だと伝えていた。

メタプラネットは4月8日、資金管理戦略の一環として、ビットコイン(BTC)を購入する方針を発表。その後追加購入を続け、同社は現在245.992BTCを保有している。

なおこのビットコインの購入総額は、24億5,000万円で1BTCあたり9,959,687円で購入したとのこと。

またメタプラネットは先月7月26日、2012年創刊のビットコインの専門メディアBitcoin Magazine(ビットコインマガジン)と覚書(MOU)を締結し、同メディアの日本版となる「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権を取得。続けて同月31日には、ビットコインの導入と統合をグローバルに促進することを目的としたイニシアチブBitcoin for Corporations(ビットコイン・フォー・コーポレーションズ)」への創設メンバーとしての参画を発表している。

なお同イニシアチブを立ち上げたのは、上場企業で最もビットコインを保有する米マイクロストラテジー(MicroStrategy)とビットコインマガジンである。

関連ニュース

参考:メタプラネット
images:iStocks/Nature

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【3/7話題】トランプが「戦略的ビットコイン準備金」設立の大統領令、自民党web3WGが分離課税を目指す改正案など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

トランプ大統領、押収した暗号資産で国家準備金設立などの大統領令発表予定か=報道

ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が、3月7日に米ホワイトハウスで開催される初の暗号資産(仮想通貨)サミットにて、押収した暗号資産の売却を停止し国家準備金の設立に充てる等、暗号資産関連の複数の大統領令を発表する可能性があるようだ