EVM互換のzkロールアップ「Zircuit」、独自トークンZRCのエアドロップ実施

Zircuitの独自トークンがエアドロップ

zkロールアップ技術を用いたブロックチェーンプロジェクト「ザーキット(Zircuit)」が、メインネットフェーズ1で正式稼働し、独自トークンZRCのエアドロップ(無料配布)を実施したことを8月6日発表した。

なおZRCのエアドロップは、複数のシーズンにわたって実施されるようだ。今回実施されたエアドロップはシーズン1で、スナップショットは7月7日16:00(UTC)に行われたとのこと。またシーズン1における請求可能な対象アドレスは262,200だったという。

ちなみにZRCの総供給量は100億ZRCで、その内訳についてはコミュニティ規定12.61%、エコシステム開発17.93%、財団18.70%、チーム18.74%、投資家11.02%、エアドロップとコミュニティ報酬21.00%となっている。

シーズン1エアドロップには、エアドロップとコミュニティ報酬21.00%のうち7%が割り当てられ、残りの14.00%については7月7日から開始されているシーズン2のエアドロップとコミュニティ報酬用に確保されているとのこと。

「ザーキット」は、AIを活用したセキュリティ機能を特徴とするEVM(イーサリアム仮想マシン)互換のレイヤー2ブロックチェーンで、zkロールアップ技術を採用している。このプラットフォームでは、分散型金融(DeFi)を含む様々なアプリケーション構築を目指しているとのこと。

なおzkロールアップとは、暗号技術を利用した証明技術「ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)」活用のロールアップのことをいう。ロールアップは、元となるブロックチェーンのセキュリティなどを活用しながら、ガス代(ネットワーク手数料)やネットワークの混雑解消を図るスケーリングソリューションである。

さらに「ザーキット」では、開発者やコミュニティメンバーに対してエコシステムへの貢献を推進する「ビルドトゥーアーン(Build to Earn)」プログラムも提供しているという。これにより新しいアプリケーションの開発やインフラのデプロイをサポートしているとのことだ。

関連ニュース

参考:ズィークイット
images:iStocks/mouu007

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

ビットコインL2「スタックス(STX)」がアプトス(APT)と統合、BTC導入に向け

スマートコントラクト導入のビットコイン(BTC)レイヤー2ネットワーク「スタックス(Stacks)」が、レイヤー1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」と統合し、「アプトス」上でのBTC導入を計画している。両プロジェクトが暗号資産メディア「ディクリプト(Decrypt)」の報道を引用する形で9月17日発表した

ブラックロック、ビットコインを「ユニークな分散投資」の資産として概説するレポート公開

米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)のアナリストらは、ビットコイン(BTC)をマクロ要因の影響を最小限に抑えた資産とし、同暗号資産が財政、金融、地政学的リスク要因のいくつかに対して「ユニークな分散投資」の資産である理由を概説するレポート「Bitcoin : A Unique Diversifier」を9月18日に共有した

【9/18話題】プログマらの「ステーブルコイン決済プロダクト」が実運用向け開発へ、トランプのDeFiトークン「WLFI」販売計画など(音声ニュース)

プログマとデータチェーン、「ステーブルコイン決済プロダクト」を実運用向け開発フェーズに移行、サークル「USDC」、Suiにネイティブ対応へ、トランプ一族のDeFiプロジェクト、独自トークン「WLFI」販売計画が明らかに、親クリプト派議員マクヘンリーとエマー、エアドロップに対するSECの姿勢問う書簡をゲンスラー委員長に送る、豪中銀、CBDCはホールセール向け優先と決定、ブータン政府、1000億円超のビットコイン保有か=アーカム、イーサリアム次期大型アップグレード「Pectra」、2分割での実施を検討、分散型デリバティブ「ベガプロトコル」がベガチェーンとVEGAトークンのサポート終了へ

Sponsored