ビットフライヤー、リスク(LSK)のERC20版を取扱へ

ビットフライヤーがLSKのERC20版を取扱へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットフライヤー(bitFlyer)が、ERC-20規格で発行されるリスク(LSK)の取り扱い開始予定を8月5日に発表した。

発表によるとLSKは、8月9日よりビットフライヤーの販売所にて、売買・預け入れ・送付を開始するとのこと。また暗号資産積み立てサービス「かんたん積立」では、8月10日より積立が開始される予定とのことだ。

LSKは、分散型アプリケーション(DApps)構築のためのプラットフォーム「リスク(Lisk)」の独自トークンだ。同プラットフォームは今年5月、独自ブロックチェーンネットワークからイーサリアム(Ethereum)ネットワークに移行した。これによりLISKはERC-20トークンに変換された。

なおLISKは現在、発行体であるオンチェーン財団(Onchain Foundation)により、イーサリアムの他、オプティミズム(Optimism)スーパーチェーン上でも発行されている。過去に稼働していたブロックチェーンについてはいずれも停止しているとのことだ。

5月20日17:00時点でビットフライヤーの口座に旧LISKを保有していたユーザーについては、その保有分と同等のLISKが付与されるとのこと。なお付与のタイミングは、LSK取り扱い開始をした時点だという。

またオンチェーン財団が旧LSK保有者に対してエアドロップで付与したKLYトークンについては、ビットフライヤーが今後取り扱うかは未定とのことだ。

なおLISKは国内においてビットフライヤーを含めた5取引所にて取り扱われている。

バイナンスジャパンではLSKのイーサリアムへの移行にあたり、5月に新規注文の受付と入出庫の一時停止をしている。また同取引所では新たなLSK取り扱いは、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の審査にて承認を得る必要があると伝えていた。

関連ニュース

参考:ビットフライヤー
images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した