米マイクロストラテジー、ビットコイン保有量226,500BTCに

マイクロストラテジーのビットコイン保有量226,500BTCに

ビットコイン(BTC)の購入を積極的に進めている米ナスダック上場企業マイクロストラテジー(MicroStrategy)が、2024年第2四半期(4~6月)の業績を8月1日に発表した。

報告によると、同社は今年第2四半期中に12,222BTCを8億500万ドル(約1,200億円)で追加購入したとのこと。なお1BTCあたりの取得額は65,882ドル(約982万円)とのこと。

なお同社の7月31日時点のビットコイン総保有量は226,500BTCになったことが報告されている。購入総額は83億ドル(約1兆2,373億円)で1BTCあたりの取得額は36,821ドル(約549万円)とのこと。

またマイクロストラテジーの第2四半期の売上高は1億1,140万ドル(約166億円)で、前年同期比で7.4%の減少となったとのこと。純損失については、1億260万ドル、希薄化後1株当たり5.74ドルの損失だという。これに対し、2023年度第2四半期の純利益は2,220万ドル、希薄化後で1株当たり1.52ドルであったとのことだ。

また同社は、今回の報告にて新たな主要業績指標(KPI)「ビットコイン利回り」を発表している。これは同社のビットコイン保有量と想定希薄化後発行済み株式数の比率の経年変化率を表すものとなっている。

このKPIについてマイクロストラテジーは、「当社の普通株式または普通株式に転換可能な証券の追加発行によってビットコインの購入資金を調達するという当社の決定に対する投資家の理解を補うために使用できると考えている」と述べている。

なお2024年現在の同社のBTC利回りは12.2%とのこと。同社は2025年から2027年にかけて、年間BTC利回り4~8%の達成を目標としているとのことだ。

マイクロストラテジーは先月7月、クラスAおよびクラスBの普通株式1株につき10株の割合で株式分割することを決定した。

なお同社のBTC保有数は、上場企業として最大となる(8/2ビットコイントレジャリー調べ)。

関連ニュース

参考:マイクロストラテジー
images:Reuters

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【9/6話題】テレグラムCEOが逮捕後初の声明、トランプが米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言など(音声ニュース)

テレグラムCEO、逮捕後初の声明発表。同社使命に同意できない国からは撤退の意志も、トランプ、米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言。イーロンマスクと共に米政府財務監査行う姿勢も、スイ(SUI)、機関投資家向け米ドルステーブルコイン「AUSD」利用可能に、モジュラーブロックチェーン「Elixir」、最終テストネット公開、EigenLayer、メジャーアップデート「アイゲンポッドアップグレード」導入、FlowがEVM対応開始、メタマスクでも利用可能に、TONブロックチェーン、総トランザクション数が10億件を突破、半数は3か月、Penpieで27Mドルの不正流出、Pendleは105Mドルの保護に成功

Sponsored

暗号資産決済Mercuryoがマルチチェーンデビットカード提供開始、マスターカードと提携で

暗号資産(仮想通貨)決済プラットフォーム「マーキュリョ(Mercuryo)」が決済大手の米マスターカード(Mastercard)と提携し、ノンカストディアル型のウォレットから暗号資産を直接使えるマルチチェーンデビットカード「スペンド(Spend)」の提供開始を9月5日発表した