ミクシィ、暗号資産取引所ビットバンクの東証上場への準備を発表

ビットバンクが東証上場へ準備

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンクが、東京証券取引所への株式上場に向け、準備を行っていることが7月31日発表された。なおこの発表はビットバンクを持分法適用関連会社とするミクシィがIR情報として公開した。

公開情報によるとビットバンクの株式上場は関係当局の承認が前提であり、上場の予定時期、市場等については未定とのこと。

また株式上場は中止に至る可能性もあると伝えられている。そのためビットバンクの株式上場については、「今後の進捗状況を踏まえ、開示すべき事由が発生した場合には適宜公表する」とのことだ。

ビットバンクは2021年9月、ミクシィと資本業務提携契約を締結し、同社を引受先とした第三者割当増資で約70億円、および既存株主セレスからの追加出資5億円と合わせ、総額約75億円の資金調達を実施していた。

なおビットバンクの現在の株主比率は、同社代表取締役の廣末紀之氏が30.69%、ミクシィが26.99%、セレスが23.05%となっている。

またビットバンクと同じく国内暗号資産取引所としてコインチェックが、米国市場への上場計画を現在進めている。

コインチェックについては、「De-SPAC」による米ナスダック上場が計画されており、企業統合は、今年の第2四半期(4~6月)または第3四半期(7~9月)に完了する予定だと今年の5月に報告されている。

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参考:IR情報
images:iStocks/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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