NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ

NTTデジタルとマツモトが卒業アルバムにブロックチェーン活用へ

NTTドコモのweb3を推進する子会社NTT Digital(NTTデジタル)と、卒業アルバムの制作を主力とする東証スタンダード上場企業マツモトによる基本合意書の締結が7月25日発表された。

両社はこれにより、NTTデジタルが提供予定のサービス「scramberry WALLET for Business(仮称)」を導入した「新ホームルーム、卒業アルバム with scramberry(仮称)」を、小学校・中学校及び高等学校を通じて児童・生徒向けに提供していくこと、及び、それに関わるユースケースの協創をしていくという。

「scramberry WALLET for Business(仮称)」では、同サービスのブロックチェーン技術を活用し、児童・生徒一人ひとりに「世界に一つだけの卒アル」を発行するという。発表では同サービスについて「進学・就職などで離ればなれになっても、スマホやタブレットを介して常にそばにある卒業アルバムとして、大事な友達や恩師との絆を紡ぐ『人間関係のハブ』となることをめざします」と述べている。

また両社は、同サービスを活用した実証実験などを通じ、現在アナログにて作成されることが主流である卒業アルバムのデジタル化を推進するという。またこれにとどまらず、ブロックチェーンをはじめとする最先端技術の社会実装に向け、学校現場を通じた教育分野におけるユースケースの創出に、連携して積極的に取り組んでいくとのことだ。

なおマツモトは、福岡県北九州市に本社を置く印刷会社。卒業アルバムを中心に文集やパンフレット、 その他一般商業印刷や、HP/システム作成などの事業を行っている。なお同社は昨年11月、web3マーケットプレイス「ShinoVi」にてBookNFTの販売を開始していた。そして同社は今年3月にパブリックブロックチェーンAvalanche(アバランチ)エコシステムを通して、ゲーム開発・販売を行うことを発表している。

関連ニュース

images:iStocks/ThinkNeo

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【9/6話題】テレグラムCEOが逮捕後初の声明、トランプが米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言など(音声ニュース)

テレグラムCEO、逮捕後初の声明発表。同社使命に同意できない国からは撤退の意志も、トランプ、米国を「暗号資産とBTCの世界的中心地」にすると宣言。イーロンマスクと共に米政府財務監査行う姿勢も、スイ(SUI)、機関投資家向け米ドルステーブルコイン「AUSD」利用可能に、モジュラーブロックチェーン「Elixir」、最終テストネット公開、EigenLayer、メジャーアップデート「アイゲンポッドアップグレード」導入、FlowがEVM対応開始、メタマスクでも利用可能に、TONブロックチェーン、総トランザクション数が10億件を突破、半数は3か月、Penpieで27Mドルの不正流出、Pendleは105Mドルの保護に成功

Sponsored

暗号資産決済Mercuryoがマルチチェーンデビットカード提供開始、マスターカードと提携で

暗号資産(仮想通貨)決済プラットフォーム「マーキュリョ(Mercuryo)」が決済大手の米マスターカード(Mastercard)と提携し、ノンカストディアル型のウォレットから暗号資産を直接使えるマルチチェーンデビットカード「スペンド(Spend)」の提供開始を9月5日発表した