ゾディアマーケッツが事業買収でジャージー島の営業許可取得へ
デジタル資産取引事業会社の英ゾディアマーケッツ(Zodia Markets)が、デジタル資産のリスク管理ツールおよびポートフォリオ分析機能提供のエルウッドテクノロジーズ(Elwood Technologies)のデジタル資産OTC取引事業会社であるエルウッドキャピタルマネジメント(Elwood Capital Management:ECML)の買収合意について7月17日発表した。
なおゾディアマーケッツは、グローバル金融グループである英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)のイノベーションおよびベンチャー部門であるSCベンチャーズ(SC Ventures)と、香港のデジタル資産会社であるOSLグループ(OSL Group)より支援を受けている企業だ。同社は英金融行動監視機構(FCA)やアイルランド中央銀行に登録済みであり、またアブダビグローバルマーケットで原則承認されている事業を運営している。
今回の買収によりゾディアマーケッツは、イギリス王室属領ジャージー島における営業許可を取得することになるとのこと。これにより同社の規制下でのプレゼンスが強化され、世界中の機関投資家へのサービス強化が可能になるという。
なお買収完了によりECMLは、ゾディアマーケッツジャージー(Zodia Markets Jersey)へ社名を変更するとのこと。また今回の買収額については非公開となるようだ。
エルウッドはゾディアマーケッツへのECML売却により、既存の機関投資家向けのSaaS製品とサービスに注力していくとのことだ。