英カレンシークラウドがSBIやVISAらから87億円の資金調達
英Currencycloudが、シリーズEで8,000万ドル(約87億円)の資金調達をしたことを1月27日に発表。
Currencycloudは、B2Bクロスボーダー決済のAPIを提供するスタートアップ企業。
今回の出資先は、SBIグループ、Visa、International Finance Corporation、BNPパリバ、Siam Commercial Bankなど。また前シリーズから出資をしているSapphire Ventures、Notion Capital、GV、Accomplice、Anthemisも今回のラウンドに参加をしたとのこと。
Currencycloudが行った資金調達は、今回のシリーズEまでで総額1億4,000万ドル(約152億5,700万円)になったとのこと。またTHEBLOCKの報道によると、Currencycloudの企業評価額は2億2,000万ドル(約239億7,500万円)になっているとのこと。
なお今回の発表の他に、Visaのシニアヴァイスプレジデントで財務担当者のColleen Ostrowski氏が、Currencycloudの取締役に加わったことも併せて発表がされている。
編集部のコメント
Currencycloudは2012年の創設以来、180か国以上で500億ドル(約5兆4500億円)を超える国際決済を処理しています。また金融機関やフィンテックブランドに多くの顧客を抱えている会社です。現在同社はブロックチェーンの取り組みはないものの、クロスボーダー取引という話題には、常にブロックチェーンの話題も紐づくため、今後このようなフィンテック企業がどのようにブロックチェーンを活用していくのか、もしくは選択肢として選ばないのか、気になるところです。
コメント:大津賀 新也(あたらしい経済)
(images:antoniokhr) )