21シェアーズが米国2例目のソラナ現物ETFを申請
スイス拠点の資産運用会社21シェアーズ(21Shares)が、米証券取引委員会(SEC)に暗号資産ソラナ(SOL)の現物価格に連動した上場投資信託(ETF)のS-1申請書類を6月28日提出した。
米国においてソラナの現物ETFが申請されるのは2例目だ。6月26日に米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)が、ソラナ現物ETF「ヴァンエック・ソラナ・トラスト(VanEck Solana Trust)」のS-1申請書類提出を報告している。
なお21シェアーズが提出した申請書類によると、同社が申請したソラナ現物ETFの名称は「21Shares Core Solana ETF」。ヴァンエックと同様に同ETFは、シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)へ上場させる予定だ。
同ETFの裏付け資産となるSOLは、米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)のカストディ部門であるコインベースカストディ(Coinbase Custody Trust Company)が保管業務を担う。
また信託するSOLは、ステーキングに利用しないことも申請書に明記されている。
SOLについては、昨年6月に海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)らを訴えた際の訴状にて、SOLを含む13銘柄の暗号資産について「有価証券に該当する」とSECが指摘していた。
また同13銘柄には含まれないものの、以前より証券性について調査されていたイーサリアム(ETH)については、SECの調査が終了し「有価証券に該当しない」ことが6月19日に米コンセンシス(Consensys)より報告されている。そしてイーサリアム現物ETFについては、早ければ7月4日にも承認する可能性があると業界幹部やその他の関係者の話としてロイターが報じている。
ヴァンエックのデジタル資産リサーチ責任者のマシュー・シーゲル(Matthew Sigel)氏は、SOLがビットコイン(BTC)やETHと同じく証券ではなく「商品(コモディティ)である」とした旨を伝えている。
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参考:申請書
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