Zaif、ステーキングサービスに「シンボル(XYM)」追加へ

ZaifのステーキングサービスにXYM追加へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所Zaif(ザイフ)提供の暗号資産ステーキングサービスに、暗号資産シンボル(XYM)が対象銘柄として追加されることが7月1日発表された。

Zaifによると同サービスでXYMをサポート対象にするのは7月16日から。ユーザーは特にステーキングサービス利用について申し込む必要はなく、Zaifの口座にXYMを保有しているだけで、ステーキングの報酬が得られる仕組みとなっている。これは法人口座でも有効だ。

ただし、同取引所のステーキングサービスでは、対象暗号資産を保有するアカウントのうち、本人確認等の口座開設手続きが完了していないアカウント、またはロックされたアカウントは対象外である。

同サービスによるXYMのステーキング報酬は、Zaifの手数料控除前で年率2.0~5.0%を見込むとのこと。ステーキングサービスの運営に関わるZaifのコスト(ステーキング報酬の約20~30%)を差し引いたものが、ステーキング報酬としてユーザーへ支払われるとのことだ。

現在Zaifではステーキングサービスにてイーサリアム(ETH)のみを取り扱っている。XYMは同サービスでは2銘柄目の対応暗号資産となる。

ステーキングとは、「バリデーター」と呼ばれるユーザーが、対象となる暗号資産を一定量保有(ロック)することで取引記録のブロック生成プロセスに参加し、報酬を得る行為のこと。

暗号資産取引所が提供するステーキングサービスの一例として、ユーザーからトークンをプールに集め、ネットワークにまとめて預け入れる形式がある。この場合、ユーザーはステーキング参加に本来必要な暗号資産保有量を持たなくとも、少額でステーキング報酬が得られる。

なおステーキングは、コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用するブロックチェーンで実行が可能となっている。コンセンサスアルゴリズムとは、暗号資産のブロックを追加する際の合意形成のアルゴリズムである。

関連ニュース

参考:ザイフ
image:iStocks/wvihrev・Rawpixel

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

ユニスワップウォレットがオンランプサービス提供開始、Transakとの提携で

分散型取引所(DEX)の「ユニスワップ(Uniswap)」開発元のユニスワップラボ(Uniswap Labs)が、web3決済インフラ提供のトランサック(Transak)と提携し、「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」上でのオンランプサービスの提供を開始した。トランサックが公式Xにて7月2日に発表している

【7/2話題】サークルがEUでUSDCとEURC発行可能に、メタプラネットが10億円分のビットコイン追加購入など

米サークルがEUでUSDCとEURC発行可能に、Mica準拠で、メタプラネットが10億円分のビットコイン追加購入、合計保有数161.2677BTCに、バイナンスジャパン、ネム(XEM)上場廃止へ、プレイシンク、ポイントをトークンに転換するロイヤリティプログラム「NewLo」発表、経営破綻のシルバーゲート銀行、コンプライアンス違反について規制当局と和解、米財務省、暗号資産税の新たな申告ルール最終決定、米最高裁が「シェブロン法理」無効化、政府の規制権限を制限で暗号資産業界には追い風か、コインベース、情報公開請求でSECとFDICを提訴、コンサルのHistory Associatesも協力で、米連邦保安局、コインベースに暗号資産カストディ委託、21Shares、VanEckに続き「ソラナ現物ETF」を米SECに申請、ワームホールがWorldcoinの「ワールドID」をソラナに統合、クロスチェーンID検証を可能に

Sponsored