バイナンスジャパンに「アプトス(APT)」上場へ

バイナンスジャパンにAPT上場へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所Binance Japan(バイナンスジャパン)が、暗号資産アプトス(APT)の取り扱い予定を7月1日発表した。取り扱い開始は同日17:00の予定だ。

なお国内取引所においてAPTが上場するのは4例目。現在はオーケーコイン・ジャパン、SBI VCトレード、ビットトレードにて取り扱われている。

同取引所でのAPTの取り扱いサービスは、暗号資産現物(スポット)取引における販売所および取引所、そして貸暗号資産「Simple Earn(シンプルアーン)」と自動購入(積立)となっている。

ただし取引所においてAPTは日本円取引ペアには非対応だという。対応する取引ペアは、APT/BTCとAPT/ETHとのこと。

また対応ネットワークについては、Aptosとなっているため、それ以外のブロックチェーン上で発行されるAPTの入金は行えない。

なおバイナンスジャパンでは、現在国内最多となる52銘柄の暗号資産を取り扱っている。APT取り扱いにより53銘柄になる予定。

現在の同取引所の取り扱い銘柄は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビルドアンドビルド(BNB)、カルダノ(ADA)、アルゴランド(ALGO)、アスター(ASTR)、コスモス(ATOM)、アバランチ(AVAX)、アクシーインフィニティ(AXS)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、ビットコインキャッシュ(BCH)、チリーズ(CHZ)、ダイ(DAI)、ドージコイン(DOGE)、ポルカドット(DOT)、エンジンコイン(ENJ)、イーサリアムクラシック(ETC)、アイオーエスティー(IOST)、ジャスミー(JASMY)、チェーンリンク(LINK)、ライトコイン(LTC)、ポリゴン(MATIC)、メイカー(MKR)、オントロジー(ONT)、クアンタム(QTUM)、ザ・サンドボックス(SAND)、シバ(SHIB)、ソラナ(SOL)、トロン(TRX)、ネム(XEM)、ステラルーメン(XLM)、リップル(XRP)、テゾス(XTZ)、ジリカ(ZIL)、ヘデラハッシュグラフ(HBAR)、ニアプロトコル(NEAR)、オプティミズム(OP)、イミュータブルエックス(IMX)、アービトラム(ARB)、ザ・グラフ(GRT)、レンダートークン(RNDR)、ディセントラランド(MANA)、イオス(EOS)、ガラ(GALA)、エイプコイン(APE)、クレイトン(KLAY)、リスク(LSK)、ラップドビットコイン(WBTC)、ファイルコイン(FIL)、スイ(SUI)、マスクネットワーク(MASK)、サイバーコネクト(CYBER)となっている。

アプトスは、「Move」言語を採用したレイヤー1ブロックチェーン。並列処理、パイプラインおよびモジュラー技術を用いて、安全かつ効率的なトランザクションの実行を可能としている。なお「Move」は、メタ(旧:フェイスブック)が2019年に「リブラ(Libra)」として発足したステーブルコインプロジェクト「ディエム(Diem)」のチームが開発したスマートコントラクト言語だ。

なおアプトスの開発は、ディエムの開発チームに所属していたモー・シャイフ(Mo Shaikh)氏とエイブリー・チン(Avery Ching)氏が共同創業したアプトスラボ(Aptoslabs)が主導している。

アプトスを支援するAptos Foundation(アプトス財団)は6月28日、アリババクラウドと提携し、日本のweb3エコシステムの強化を発表。共同ブランドとなるアジア初のMove言語開発者コミュニティ「Alcove(アルコーブ)」を立ち上げている。

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image:iStocks/Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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